杜若


能「杜若」をリメイクした作品です。どこか敷居が高く、難しそうと思われる能ですが、話の内容自体はファンタスティックなものドラマチックなものがいっぱいあります。日本お得意のワビサビ(幽玄の世界って言うんでしたっけ)がふんだんに盛り込まれた能は、「訳わからん」という事だけで食わず嫌いになってしまうのはもったいない演劇だと思います。だったら、現代風にしてもっとわかりやすくこの台本の世界を表現できないか、と思いこの作品を書きました。能はセリフや音楽だけでなく、面/装束/扇などで情景・心情を表現します。なので、この脚本もセリフや人物関係を最低限に押さえ、後は役者と演出の腕次第で、水面に咲き乱れるカキツバタと五月のすがすがしい空気を表現できればな、と思います。なんで、演出次第で雰囲気のまったく違う芝居になることでしょう。演出のしがいのある脚本だと、思っております。(勝手に・・・)
実は上演予定があったのですが、残念ながら中止になってしましました。でも、いつか舞台化したい脚本です。