キーファーを語る



最近「24」のおかげ&来日した事により、いろんな雑誌&いろんなメディアにキーファーが取り上げられる事が多いのですが、そこですごーく気になる事があります。大体インタビューには小さくキーファーのプロフィールが載りますね。あそこでキーファーをカナダ人だって紹介している所がいくつあるでしょう?私が見たところでは1つもありませんでした。まずキーファーはイギリス出身の俳優ではありません!イギリス生まれというのは、間違いありませんがこう表記されるとイギリス人だと思われてしまいます。確かにドナルド・サザーランドもシャーリー・ダグラスの両親の出はスコットランド出身だと思いますが、彼はれっきとしたカナダ育ちのカナダ人です。彼もカナダ人であると言ってます。もしキーファーが気になってここを訪れた方でキーファーがイギリス人だと思っていた方、違いますからねー、キーファーはカナダ人ですからねー。
 関係あるのか関係ないのか、98%関係ない話だと思いますが、まあ聞いてください。以前私は結構なシャーロック・ホームズオタクだったのですが(今でも大筋の名前やスートリーは覚えてますよー)、ふと最近もう1度ホームズを読んで見ました。と、そこに”サザーランド”というラストネームの方が出ているではありませんか。それは「花婿の行方」という、依頼人のメアリー・サザーランド嬢が行方をくらました婚約者を探して欲しいと頼みに来るお話です。あまり魅力的には描かれていないサザーランド嬢ですが、ホームズの愛情に溢れた解決がなかなかいいですよー。で、何が言いたいかというと、サザーランドはやっぱりイギリス系の名前なんだな、って事と、興味を持っていただけたらシャーロック・ホームズを読んでくださいませ、と言う事なのでした。
 最初、この成功がキーファーにとって喜ばしい事なのかどうか、と言う思いが頭を過ぎりました。「24」が始まる前のFOXの過剰なまでの宣伝(今でもすごいですが)、何としてでもヒット作品にする、というFOXの意気込みが見え見えで、もしかしてキーファーはFOXの販売戦略に乗せられているのでは・・・・?と言う心配が多少ありました。しかしある雑誌のインタビューで「ディレクターのStephen Hopkins、僕の古い友人なんだけど、彼がパイロット版を送って来たんだ」と言っているのを見て一安心、やっぱりキーファーは変わりなくキーファーでした(^^)。そして「24」のヒット、ゴールデングローブ賞受賞、シーズン続行などなど素直にびっくりしている様子が、またまたキーファーらしくて、とてもうれしくなりました。「24」を見ていて思うのは、これは24時間もある映画、時間の分壮大なスケールを描き切れ、なおかつスピーティなアクションです。それをジャック・バウアーという人物1人で引張って行く訳ですから、その存在感の大きさは絶大。その分、すごいプレッシャーが掛かっているんではないと思いますが、きっと作品に打ち込んでいる間はそんな事はもろともしてないんじゃないかな、と。1ファンとしては、どんなに作品がヒットしても、彼の周りの状況が変わったとしても、キーファーのオーラが変わらず輝き続ける事を願うのみです。ゴールデングローブ賞2度目のノミネートおめでとう!
「役を選ぶ前に作品を選ぶ。そして作品が決まればそれに関わる事を誇りに思い、どんな役でもやる」というのがキーファーが映画に関わる時のモットーだそうです。これを聞いて彼の作品を眺めると、ジャンルにも役にもこだわりがない事が分かります。逆に一環して言えるのはこれだけの作品に出ていても良質の作品が多いこと。ファンのきっかけが、何かの作品でキーファーが気になりだして、他の作品を見てその魅力にハメられた、というのは、こういったキーファーのこだわりがしっかりと見るものに伝わって来ているからでしょうね。一流スターにでもヒット以外の作品を見て興ざめしてしまうという事もありますし。これからもそのこだわりを崩さず、良質な作品を作って行っていただきたいと思います。

最近とても気になるしぐさが、お食事なのです。キーファーの食事シーンって結構どんな場面でもお上品なんだよなぁ、と思ってたのですが、ある食事のクセを発見しました。「ヤングガン」のお食事シーンが他の若者の食事シーンと比較しやすいのですが、みんな口の中に物を入れてしゃべってたり、飲み物で無理やり流し込んじゃったり(私これです(^^;))してます。キーファーは、食べ物を口に入る分を入れて、口を閉じて噛んで、飲み込んでから水を飲むのです。この「飲み込んでから水を飲む」ってのが、結構他の映画でも見られます。えらい!理想の食べ方そのもの!全部が全部とは言いませんが、これが普段の食事方法だったら、きっとお母さんのしつけが良かったんでしょうねー。しつけのなってない私(お母さんゴメンよ)ですが、これだけはちょっと見習わないとなぁ、と思いました。

「昔は父に似ていたことで損をしていた」・・・キーファー仲間の方から頂いた、昔のインタビューでキーファーはデビュー当時をこう振り返っています。もしキーファーが日本人だったら「ドナルドさんの息子だって!すごいー」となり芸能界でも扱いが違うんでしょうが、アメリカは逆に「ドナルド・サザーランドの息子?ふーん、だからって演技がうまいとはかぎらないよ」という先入観ができて逆にやりにくいんでしょう。そう考えるとアメリカでは無名より二世の方が大変かもしれませんね。そんな荒波を潜り抜けて上がってきたキーファーだから、現在のような役に幅のあるすばらしい演技派俳優になったんだと思います。
今回もいつもメールをくださる方のご質問にお答えしたいと思います。「凛子さんはどんな役のキーファーが好きですか?」という事でしたが、私はエリート役が大好きです。ツンとしていてちょっととっつき難い雰囲気を漂わせ、でも実はめちゃめちゃナイーブっていうのが、いいですね。完璧そうなのにほろっと弱いところを見せられるという所がそそられるというか(^^;)。ちなみに、泣く演技!もうだめです。皆さんはどんなキーファーの役が好きですか?
見ました?3/14に久々にキーファー情報が日本に入ってきました。「キーファー・サザーランド離婚訴訟起こす」別居していた奥様ケリー・ウィン・サザーランドとの離婚、とうとう訴訟まで行ってしまいました。どうやら、離婚に伴うお金の事らしいですが、さて、大変ですね。監督業/役者業の実績が着実に認められ出してきた時なので、頑張って乗り切ってほしいです。でも、何があってもキーファーへの愛は変わらないぞ!ね?皆さん!   MrShowbiz news(英語)

この前いつもメールをくださる方が「キーファーとユアン・マクレガーって似てません?」とおっしゃっておりました。はい、似てると思います。だからユアンも見飽きない俳優です(ってキーファーページで言う事ではありませんが)。でもですね、いつも私が見間違えるのは、ケネス・ブラナー(「相続人」とか「ワイルド・ワイルド・ウエスト」とか)。「ヴァージン・フライト」のパッケージはいつも「おっ?」って見ちゃいます。こう考えるとキーファーの容姿ってイギリス俳優系(アイルランド系?)なのかも知れませんね。
キーファー・サザーランドという役者に初めて出会ったのは,「スタンド・バイ・ミー」のエース役の時です。ただこの時はあの肝のすわった不良兄ちゃんがキーファーだとは全然意識していませんでした。ただ「おお!これぞまさしくアメリカの若者だ!かっこいい」と惚れ惚れして見ていたように思います。
それからウン年経って、決定的にホレたのが「三銃士」。いっやー、カッコいーのなんのって。それから「ヤングガン」「レネゲイズ」といろいろ映画を見まして、若いのに存在感のあるいい役者だ。と思うようになりました。容姿はすごく整っているとは言いがたいですし、背も少し低いですし、多少厚みがあるし(最近は多少どころじゃないですね、はっきり言って太い)・・・がしかし、全体的な雰囲気がカッコ良くてセクシーなんですね。どちらかと言うと男性が憧れるようなタイプかな。こういうのに弱いんだなー。(日本人で言ったら柴田恭兵氏とか)
ま、若い頃の作品は「ステキー、セクシー」ってぐらいで見てたんですけど、だんだん歳を取るにしたがって、演技力の確かさが見えてくるようになりました。演技については好き嫌いがあるかもしれませんが、台詞を言っている時よりもその合間の動作やしぐさ、表情の演技が繊細で迫力がある・・・・まぁ、私ごのみの演技なのだって事でしょうけどね。
近年の作品、「グランドコントロール」「ダークシーティ」は彼の演技の幅を見比べるには格好の作品です。ぜひ、見てください。あれが私ごのみの演技です(笑)。
最近はアクション系がご無沙汰(気まぐれな狂気はアクションか?)なのでアクション映画出てくれないかな。頭がキテる人も大人気だし(*−ルス・*ィリス、ニ*ラス・ケ**とかさー)、キーファーも!本当にいい役者なのでまた日本で人気が出て、作品がメジャー公開される事を期待してます。
ただなぁ・・・もうちょっと、痩せてくれれば言うことなしなんだけどなぁ・・・・。