カウボーイ・ウェイ/荒野のヒーローN.Y.へ行く

原題:Cowboy Way
製作年:1994
監督:グレッグ・チャンピオン
脚本:ビル・ウィットリフ
キャスト:ウッディ・ハレルソン,キーファー・サザーランド,ディラン・マクダーモット

          
By Brendan
内容:ニューメキシコに住むペッパー(ウッディ)とソニー(キーファー)のカウボーイは、幼なじみで気の合う親友である。
だが、1年前からソニーはペッパーを避けるようになり、まともに口も聞いてくれない。理由は2人コンビで出場した州のロデオ大会に優勝し、全米大会でも優勝確実と言われていたにも関わらず、ペッパーは大会をすっぽかしたからだ。優勝賞金を頭金に牧場を買う予定だったソニーは、夢を潰され怒っていたのである。
そんな2人の事を心配する友人のナッチョだったが、ペッパーがロデオ大会で優勝した日、彼の元に娘のテレサがニューヨークに着いたという連絡が入る。ナッチョは不法入国を斡旋しているスタークという男に、娘の不法入国を頼んでいたのである。前金で5000ドル払ったにもかかわらず、スタークは娘を渡す為にあと5000ドルよこせと言ってきた。ナッチョは娘を迎えにニューヨークへ行って来るという書置きをし、ソニーの銃を持ち出していなくなってしまう。数日経っても戻ってこないナッチョを心配したソニーは、優勝したペッパーにその賞金を借りて、ニューヨークへ探しに行こうとする。しかしペッパーはソニーがいくらついて来なくていいと言っても、車から降りようとしない。仕方なく2人で行く事になったのだが、ご機嫌なペッパーに対して、そのはしゃぎまくる様子にうんざりするソニー・・・2人の旅の先が思いやられる。
ニューヨークへ着いた2人は、さっそくナッチョの行方を探すが、手がかりのありそうなバーからは力ずくで追い出されてしまう。この大都会で途方にくれていた時、1人の騎馬警察官が2人の話を聞き、協力してくれた。しかし結果、見つかったナッチョは身元不明の死体となって2人の前に現れたのだった。

感想:見る前はすごいコメディーなのかと思っていましたが、結構なアクション物でした(こういうのはアクションコメディーって言うのかな?)。ウッディ・ハレルソンがお笑い担当、キーファーがしっかり締めるというかなりきっちりとした役割分担なので、キーファーのバカやってる姿はまったくないです。でも、1日中はしゃぎまっくっているペッパーに嫌そうな視線を送ったり、酒場でグラスを合わそうとした時に「仲直りできて・・・・」というペッパーの言葉にスッとグラスを引っ込めたり、静かにやってくれてます。笑える部分をほとんどウッディーがやっているので、どうしてもウッディーの方が目立ちぎみですが、その分アクションはキーファーが占めています。裏手から屋根と壁をつたって敵地に忍び込む所は、なかなかの身軽さ。カウボーイという役柄を生かしたアクションの数々は、(予想はできたのですが)効果的に生かされているんじゃないでしょうか。特にニューヨークの街を馬で疾走する場面は意外にマッチしていていいですよ。
キーファー自身も馬に乗る事やロデオが大好きなようです。「ヤングガン」の時もそうでしたが、なんか馬と馴染んでますよね。また、西部劇もやってほしいなぁ。銃撃ちまくる姿と馬乗りまくる姿を堪能したいです。
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