ウィットネス2話 デューク・オブ・グルーヴ

原題:Witness Duke of Groove
製作年:1995
監督:GRIFFIN DUNNE
脚本:アダム・ブロックス,
キャスト:キーファー・サザーランド,ユマ・サーマン,トビー・マクガイア,エリオット・ゴールド

内容:今いち冴えない男の子リッチ(トビー)は、ある日ママからパーティーに出かけようと誘われる。そのパーティーにはリッチの大好きな歌手ジャニスがやってくると聞いて、リッチはママと一緒にそのパーティーに行くことにした。パーティー会場でママと別れたリッチは、謎めいた美女(ユマ)を見つけて、ついその美女の後を追った。探しているうちに入り込んだ部屋では男が三人話をしていた。聞こえて来たボブ・ディランの話でつい会話に入ってしまったリッチに、男の1人が(キーファー)「ボブ・ディランが去年このパーティーにやってきて、未発表の歌を歌った」という話をする。半信半疑のリッチに、その男は「また後で会おう、楽しんで来い」と行って怪しげな場所へ彼を送り出した。そこで先ほどの美女を再会したリッチは、その後現実ともまやかしとも分からない空間で不思議な経験をするのである。


感想:この作品はずっと以前に見ていたのですが、感想が書けずにいました。なんとも不思議な話でストーリーが掴めなかったのです。そろそろ書かなきゃと思ってもう一度見直しましたが、今度はなんとなく分かったような気がしました。「なるようにしかならないさ。ま、いっか」っていう話だと思ったのですが、どうでしょう?
ビデオのパッケージを見るとドーンとキーファーが大きく載っているので、主役なのかと思ってしまいますが出番はちょこっとしかありません。しかしすごく魅力的なのです。役はそのパーティーの家主で、ボサボサの髪に不精髭、黒ずくめな幾分セクシーな格好に片手にワイングラス片手にタバコ。パッと見クールそうで、でもその目は全てを包み込むようなやさしさがあります。全体通しても5分しか出ていないのですが、このお姿を見るだけで満足!短いセリフの中でも、しっかりキーファーを感じ取れますよ。改めて思うのですが、やはりキーファーには育ちの良さを匂わせる雰囲気がありますね、ホントにおってきそうなぐらい。キーファーの演技を見れば見るほどハマってしまう要因には、演技の裏にあるその雰囲気に知らず知らずの内に酔わされているのかもしれません。こういった役で、ぜひまた映画をしていただきたいものです。
で、キーファーじゃないのですが、この作品に出ている主役の男の子がトビー・マクガイアだって「スパイダーマン」見た時に気がつきました。スパイダーマンを見ていて「どっかで見た事のある俳優だなぁ」と思って「あ!デューク・オブ・グルーヴの子だ!」と思ったのがあの彼独特の伏し目がちの笑顔。そう考えるとかなり豪華メンバーの短編です。
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