三銃士

原題:The Three Musketeers
製作年:1993
監督:スティーブン・ヘレク
脚本:デヴィッド・ロフリー
キャスト:: クリス・オドネル,キーファー・サザーランド,チャーリー・シーン,オリバー・プラット,レベッカ・デ・モーネイ,ティム・カリー,ガブリエル・アンウォー

         
内容:腕に覚えのあるダルタニアン(クリス)は、死んだ父親に憧れて近衛銃士隊へ入隊する為、パリへやって来た。 しかし銃士隊は枢機卿リシュリュー(ティム・カリー)によって解散させられていた。その時たまたま出会ったアトス(キーファー)、アラミス(チャーリー)、ポルトス(オリバー)と言う銃士達と、些細な事から決闘する事になってしまった。いざ決闘するという段階になって、リシュリューの近衛隊が3人を捕まえる為にやってきた。三銃士とダルタニアンは、協力して近衛隊と戦い、その場を切り抜けたが、銃士隊に入りたいというダルタニアンに、3人は「あきらめろ」という言葉を残して去って行ってしまった。途方に暮れていたダルタニアンの前に、後からやって来たリシュリューの腹心ロシュフォールがやって来た。三銃士の仲間と踏んだロシュフォールはダルタニアンを捕らえ、牢へ入れる。捕らえられた牢屋を抜け出したダルタニアンは、リシュリューがフランス国王を陥れるため卑劣な計画を企んでいる事を聞いてしまう。その現場をロシュフォールに見つかり、リシュリューの前に突き出されたダルタニアンに、リシュリューは「三銃士を捕らえる事に協力すれば、命を助けてやる」と言う。協力を拒んだダルタニアンは、見せしめの為死刑を言い渡され、首をはねられる事になった。しかし死刑執行直前に三銃士が現れ、ダルタニアンを無事救出したのである。三銃士はダルタニアンからリシュリューの悪巧みを聞き、阻止する為にカレイへ向かう事にする。

感想:私はこの映画でキーファー・ サザーランドにハマりました。かっこいい−!!もともと「三銃士」が好きで特にアトスが好きなのです(仮面の男も見ました)。で、どんなアトスだろうと思ったら、予想以上にかっこいいアトス!それから後は、原作読んでもパロティ読んでも、人物像はすべてこのアトスです。三銃士の中で一番年上のリーダー的存在、寡黙で冷静沈着、剣の腕は超一流、過去を語らないがどこか貴族的な気品があり、恋に興味がないように振舞ってるが、実は過去に結婚した女性(ミレディ)がいて、その事を今でもずっと引きずっている。という原作通りの役どころを見事に演じておりました。 さすがだ。でも一番年上って、実際には三銃士の役者の中では一番年下のハズなのに・・・。見えない。
お気に入りシーンは、ロシュフォールが三銃士の居場所を突き止めて踏み込むが、三銃士の策に合い手下達は全滅、1対3になりこわばって立ち尽くすロシュフォールの側に寄ったアトスが、彼の肩にスーッと剣を滑らせ小声で脅す所です。アトス対ロシュフォール、すごい緊張感です。後半で全面対決がありますが、腕はアトスと互角でこれも見ものです。 話の展開はいかにもディズニー映画らしく、原作にある時代背景ゆえの暗い面は極力抑えられており、何よりもアトスとミレディの関係が正反対です。私は映画の方が好きだな。中世の空気はしっかり再現されている上、スピーディで派手なアクション活劇(日本で言うチャンバラ)で、これは何度見ても飽きません。これを見てみんなキーファーにハマろう!

キーファー:「銃士達の目的は、ただ1つ。国王を守る事だ。アトスはその為に生きていた。彼らのその思いは、とても純粋なものだ。この映画は自分の信念を貫こうとする男達の理想と、それをやり遂げる彼らの姿を見事に描き出している。忠義、友愛、献身は僕達の世界にとっても大切なものなんだというメッセージを、美しい舞台とアクションを通じてみんなに届くように願っているよ」
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