ダブルトリック 謎のアリバイを追え

原題:The Killing Time
製作年:1987
監督:リック・キング
脚本:
キャスト:ボー・ブリッジズ,キーファー・サザーランド,カメリア・ケイス,ウェイン・ロジャーズ

          
By Brendan
内容:サム(ボー)は、観光で成り立っているサンタ・アルバと言う静かな田舎町の副保安官でだった。もうすぐ引退する保安官の後を引き継ぎ、正式に保安官になる予定である。その保安官の空いた席に保安官見習いとしてブライアン・マーズ(キーファー)という若者が保安官事務所に赴任してきた。しかしブライアンと名乗りやって来た若者は、ラスベガスで本物のブライアンを殺し、彼になりすましていたのである。そんな事とは知らないサム達は、この実直で気のいいブライアンを歓迎した。一方、サムはローラから「夫が自分を殺そうとしている」という相談を持ちかけられる。初めは気のせいだと慰めていたサムだったが、ローラが自宅で夫のジェイクを殺そうとしている現場を目撃し、ローラが極限まで追い詰められていたという事に初めて気が付いた。次第に昔の仲を取り戻して行く二人は、ジェイクを殺す計画を企てる。そして保安官の引退パーティの日、ジェイクを殺し、その罪を赴任したてのブライアンに着せるという計画を実行に移した。

感想:なんだか2時間サスペンスドラマの様な話です。話の構成はなかなか複雑で途中で1度頭の中を整理してみないといけないぐらいでした。それなりにおもしろかったのですが、どうも結末がすっきりしない。サムはアレで許されてしまうの??やってる事は十分犯罪だと思うのです、これでめでたしめでたしはないんじゃないでしょうか。キーファー演じる若者の存在や行動に謎を持たせた事は、話のミステリアスさを増大させて良かったと思います。いつもはいい子に見せながら、無意識な所で何かアブなそうな雰囲気をにおわせていたり、かと思うとえらく寂しげな顔をする。なんだか、キーファー・サザーランドの初期の魅力を象徴しているような役でした。
この映画の主役のボー・ブリッジズは「失踪」でバーニーを演じていたジェフ・ブリッジズのお兄さんです。最初見てた時、絶対同一人物だと思ったぐらい顔が似ており、ジャケット同士をつき合わせても、やっぱり「同じ人だよなぁ」と疑ってました。それから共演したカメリア・ケイスとキーファーはこれがきっかけで結婚をしました。13才の年の差の結婚です。共演と言っても2人の接点はあまり無いように思いましたが、どんな馴れ初めがあったんでしょうかね?
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