ザ・ブラザーフッド

原題:Brotherhood of Justice
製作年:1986
監督:チャールズ・ブレイバーマン
脚本:
キャスト:キアヌ・リーブス,キーファー・サザーランド,ロリー・ローリン

          
By Brendan
内容:サンタ・ルシア高校で、最近いたずらや暴力事件が多発していた。このまま放っておけばいつか大変な事件が起こると主張する警察に対して、校長は何とか校内で解決しようと考え、三年生を集め、この事態を生徒達で考えて解決していこうと提案した。この提案にデレク(キアヌ)達は、警備隊を作り、良くない噂のある生徒達をリストアップし、制裁を加えて行く事にする。初めは遊びの延長程度だった制裁行動だったが、回を増すごとにだんだん犯罪的な行為に走るようになって行く。デレクの彼女クリスティ(ロリー)は、そんなデレク達の行動に不安を感じていた。そんな時、デレク達がいつものように制裁を加えようとしていると、たまたまその場を目撃したビクター(キーファー)が止めに入る。そこでビクターは覆面の制裁者がデレク達だと気が付いた。それをビクターから聞いたクリスティはデレクが分からなくなり、彼から離れて行く。そしてクリスティはビクターに惹かれて行くようになった。デレク自身、仲間達の犯罪的な行動を止める事もできず、そして下級生達が自分達に憧れを抱いている事に罪悪感を感じていた。クリスティが自分から離れて行ったもの仕方がないと思っていた。しかし、仲間達はデレクの為だと言い、クリスティをデレクから奪ったからと言う理由で勝手にビクターに制裁を加えようとしていた。

感想:正義の為に始めた事が、いつの間にか正義を論じた犯罪集団になっていた、という内容は現実的に陥りそうな事ではないでしょうか。金持ちボンボンのデレクと、時間を惜しんでバイトをし学費を稼いでいるクリスティ。お互いの事は好きなのは確かなのに、生活環境や考え方で2人の間には何か見えない溝がある。そこへ大人しくて目立たないが誠実なビクターがクリスティの前に現れる。はじめ何でデレクはただ挨拶をしただけのビクターにこんなに嫉妬心むき出しになるんだろう、と思ったのですが、それは自分よりビクターの方がクリスティに似合っていると直感的に感じたからかな??などと解釈してみました。それにいい男だしね!
それにしてもキアヌから彼女を取る役!そう、それに彼はキアヌより若いんだー。今では完全に年が逆転してるけど。この年にはあの「スタンドバイミー」も撮ってますが、すっごい不良のエースとはまったく対照的な役で、20歳にしてはなかなかやってくれるなと思いました。
ちなみにキアヌの彼女役、ロリー・ローリンは、「フルハウス」のベッキー(ジェシーおいたんの奥様役)です。
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