感想：長い長い１日のお話という事ですが、１日で何十年分ものひどい事が起きまくってしまいます。正直、「シーズン２」が作られると聞いた時、キーファーファンとしてはうれしかったのですが、ジャック的には「あんなひどい日がまたやってくるなんて、気の毒に」と思ってしまいました（^^;）。このシリーズは、あらゆる面ですごいと作品だと思います。まずアクション物としての観点から。計２４本（時間）でこんなにスピーティに展開が早くできるものなのか、とただただ驚くばかりでした。もしこれが映画だったら、こんなに内容の濃くて奥の深い作品は作れなかっただろう、と感じます。TVシリーズだからこそできた大アクションムービー、これがタダで見られるんだから、アメリカって贅沢だわ！人物設定も無駄がなく、個性豊かです。女性人では誰よりもニナが素敵でした。ジャックの妻のテリは、ニナとは対照的な守ってあげなければいけない女性です。主婦で家庭を守る事に一生懸命、世の中で一番大切なのは家庭ってタイプです。ドラマを見ていて、こういうのは日本人にはあまり支持されないだろうな、と思った場面があります。それはテリがジャックの仕事場に私用の電話をよく掛けたり、ジャックの仕事を理解もしないで口出ししたりする事。まぁ事態が事態なので分る気もしますが、企業の会社員という訳ではないんですから、もうちょっとジャックの仕事を理解してもいいんじゃないかな、って思いますね。しかし、アメリカ人ってそういうの普通みたいです。一方キムはジャックの子というだけあって、後半の活躍ぶりはすごい！最初の守られるだけの女の子が、後半ママの行方を心配し行動したり、ジャックの事を心配して脱出したり・・・彼女の成長ぶりもとても楽しかったです。私としては、テリよりニナの方がジャックに似合った感じがしましたが、癒される女と信頼できる女ではやっぱり癒される女の方がいいんでしょうかね。そしてもう１人の主役、大統領候補のデビッド・パルマーとその一家の方もこれだけで映画になりそうなぐらい、充実した話でした。崩壊した所から家族の絆を強めるバウアー一家と正反対に、どんどん妻の事を疑いだすデビッド。悪女なのか家族思いの妻なのか・・・その辺の理解は人それぞれでしょう、でもキレイな人なんですよ。対照的にデビッドの子供達はすごくいい感じでしたね、特にニコール大好き！かわいすぎ！またどこかで出てきてくれる事を願っています。さてシーズン２では、デビッド＆ジャックの受難ではなくテロに対抗するＣＴＵエージェントと大統領の姿が描かれています、これはジャック非常にかっこいい！いつまでもシリーズが続いてほしい、と思う反面、そろそろ別のキャラクターも演じて欲しいな、なんて思ったりもしてしまいます。
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