ウエスタン乗馬がやりたくて、始めてしまったらもっともっと馬の事や乗馬名の事が知りたくなってしまいました。1年通っていた乗馬クラブに3か月だけ置いてもらっていました。仕事はやっぱり大変でしたが、お客で通っているだけでは分らない馬の事が分ってきました。とても貴重な体験ができたと思います。乗馬というとなかなか踏み出しにくい世界かもしれません。しかし1口に乗馬と言っても楽しみ方はいろいろ。競技会に出るために技を磨くのも、友人達と楽しく乗るのも、外乗に出かけるのも、自分の馬と遊ぶのも、全部乗馬の楽しみ方だと思います。乗馬は動物に乗って楽しむ事のできる貴重なスポーツ、その楽しさは乗ってみないと分りません。
まだまだ乗馬の「じ」程度しか乗れていませんが、これを読んでくれた方が乗馬に興味を持ち、「馬に乗りましたー」って言っていただけるように、コツコツと書いてゆきたいと思います。



1回目 乗馬クラブに行ってみよう (2001年2月8日)

「乗馬してみたいな」と思ったら、とりあえず馬に乗ってみる事です。観光地での体験乗馬などが一番手軽でしょう。海外での乗馬ツアーとかも試してください。とにかく馬に乗ってみるのが1番ですよ。
 私の場合、観光地で15分ぐらいの体験乗馬と、旅行先で1回乗って「もっとちゃんと乗りたい」と思ったのです。で、前からウエスタン乗馬がしたかったので、インターネットでウエスタン馬術を扱っている乗馬クラブを検索しました。最初はとりあえず行ってみるだけにしようと思っていましたが、通う事を考えて、自宅からなるべく近い所にある乗馬クラブをピックアップしました。そしてメールで問い合わせ。「ウエスタン乗馬をしたいのですができますか?」とか「初心者でもOKですか?」などなど聞きたい事を全部書いて送信!すぐに返事が返ってきて丁寧に答えていただいたのが私の通うことになった乗馬クラブでした。それから2,3回質問をして「行ってみよう!」と予約をして行く事にしたのです。
続けて行こうと思うなら、自宅から近い場所で探すのが一番。遠いと交通費だけでも馬鹿になりません(実感)。何クラブか行って見て(もしくはメールなどで問い合わせをしたりして)一番自分に合う所を探してくださいね。


乗馬を始めてみましょう!
どんな練習をするのか気になる所ですよね。ここでは「部班」という先頭の馬に着いて行き、馬の操作を覚える練習方法を載せてます。馬は前の馬に着いてゆく習性があるので、馬の操作がまだ難しい方でも操作する事ができます。うまくなると今度は1人で馬を動かす「各個乗り」をしますが、部班で乗った馬に各個乗りしてもぜんぜん動かなかったりする場合があるんですよー。
一番最初に乗馬を始める場合に、知っておくのと知らないでおくのでは緊張度が違います。頭の隅に入れておいて乗馬クラブへ向かうといいと思います。
注意:乗馬クラブによっては、部班ではない場合もあります(というかその方が多いようです)。
私がいたのはウエスタン乗馬クラブ。鞍もウエスタン鞍でしたので、ブリティッシュの場合と異なる事もあるかもしれません。その時は行った乗馬クラブのインストラクターの指示に従ってくださいね。


*馬に乗る*
乗馬をする時、まず一番最初にする事。それは馬にまたがる事ですね。馬の乗り降りは必ず左側から行います。
・左手に手綱をまとめて持ちます。その手で馬のたてがみを掴みます。
・左足をあぶみに掛け、右手で鞍の後ろを掴みます。
・よいしょ、と両手に力を入れて上り、馬のお尻を蹴らないように右足を回します。
・右足のあぶみを履いて完了。
*あぶみを直す*
1人で乗る場合あぶみの調整は自分でしますが、初めての場合はスタッフが行います。乗って長いか短いかの目安は、あぶみの上に立ち上がって、鞍とおしりの間に7センチぐらいの隙間ができる程度です(これは目安なので、もっと長くする場合と短くする場合があります)。スタッフがあぶみの長さを調節している間、足は前に出しておきましょう。ちなみに自分であぶみの調節をする場合の目安は、手首から腕の長さです。
*いよいよレッスン*
部班では、インストラクターの号令にしたがって馬を操作します。
基本操作
発進・・・手綱を緩めて、両足でお腹を蹴ります。
停止・・・体を起こして、ゆっくりと手綱を引きます。
曲がる・・・曲がる方向の手綱を下の方で、横へ開きます。
これだけ覚えておけば、ばっちり馬の操作ができます。普段は何もしない状態。手綱は緩すぎずキツすぎず持ちます。手綱の長さは馬によって違う(馬の性格、ハミの種類によって)ので「このくらいの長さでいいですか?」とインストラクターに聞くといいです。

*覚えておくと便利な乗馬用語*
・馬の状態
常歩・・・馬が歩いている状態。
速歩・・・テッテッテッテという感じの、小走りにような走り方。
駆歩・・・パッカパッカという感じのお馴染みの走った状態。

・号令の意味
順次・・・先頭の馬に続いて馬を操作する。
各個・・・各個人で馬を操作する。
たとえば「順次右へ進め」なら先頭の馬が曲がった所から曲がります。「各個右へ進め」ならその場で個人で右に曲がります。

巻乗り・・・くるっと一周円を描いて元に戻ります。
輪乗り・・・馬場の中に入り、円を描き続けます。

*乗っている時の注意*
・怖いな、危ないなと思ったら
馬に乗ると結構な高さになるし、体を固定するものがないので恐怖感があるかもしれません。速歩になると上下運動になるのでお尻がポンポン跳ねるので、落っこちそうな感じがします。そういう場合は、体を後ろに反らせておきます。前のめりになると落馬の危険が高まりますから、怖いからと言って体を丸めず、体を起こすようにします。
・馬がいう事を聞いてくれるまで指示を出し続ける、いう事を聞いてくれたらすぐに指示を止める
お腹を蹴っても歩いてくれない、手綱を引いても止まってくれない。そういう場合はあきらめず指示を出し続けます。いう事を聞いてくれたらすぐに何もしない状態にしてあげます。歩き始めたのにお腹を蹴り続けると、馬は「ちゃんと指示に従ったのに、これ以上何をすればいいんだろう?」と混乱してしまい、予期せぬ動きをしてしまう事があります。


*馬から下りる*
下馬すると言いますが、馬から下りるのは乗るときの逆です。
・手綱を左手にまとめて持ってたてがみを掴みます。
・右足をあぶみからはずし、左足に揃えます。この時右手は鞍の後ろを持っています。
・お腹を鞍の上に乗せ、左足をあぶみからはずします。そしてホーンに服が引っかからないようにすべるように降ります。
この時注意する事は、手綱を絶対に放さない事。降りている最中に馬が歩き出してしまうのを防ぎます。あぶみを抜く前に下りてしまわない事。これももしその状態で馬が歩き出してしまったら、引きずられてしまいます。そしてこれは私の経験ですが、洋服が引っかからないように気をつけましょう。ホーンに洋服がひっかかってしまって、馬の横に張り付いたまま身動きが取れなくなってしまった事がありました。登ろうにもあぶみに足を掛ける事もできず、めちゃめちゃ焦りました。

これでレッスンは終了です。馬がどこかへ行ってしまったり、なかなかいう事を聞いてくれなかったりしるかもしれませんが、それもそれで楽しいものです。

乗馬を最高に楽しむ為に
せっかく楽しみにやってきた乗馬なのですから、100%楽しんで乗馬をしましょう!その為の最低限のマナーですので、ぜひ守ってくださいね。

・できるだけ予約をして行きましょう
飛び込みでも乗せてもらえると思いますが、できるだけ予約をして行きましょう。スタッフはお客さんが来るまでに馬の準備を万全に整えて待ってます。だから逆にキャンセルされるとちょっと悲しいんですが(^^;)
予約の時に、*男女各何人、*それぞれの乗馬経験も一緒に伝えると完璧です。

・乗る馬を自分で選んだりしない事
「あの白い馬に乗りたい!」と思ったりするものですが、上で書いたように馬には性格がはっきりとあります。初心者には扱えない馬、その人の体格に合うかどうか、それは見た目ではありません。以前に乗った事のある馬でも、動物ですからご機嫌斜めな日もあります。快適に楽しむ為にも、馬選びは馬の事を熟知したオーナー、インストラクターに任せましょう。

・オーナーやインストラクターにどんどん質問しましょう
初めて乗馬クラブに行って馬に乗る時、いろいろな不安があったり、こうなりたい!という期待があったりしますよね。思っている事は全部ぶちまけてしまいましょう。どんなに些細な事でも、不安や疑問を抱えたまま乗馬をしたら100%楽しめませんよね。それにそういう不安ややりたい事を聞けば、それに見合う馬やレッスンの内容を選んでもらえます。乗っている最中、乗った後も疑問に思った事はどんどん質問しましょう。これが馬に対する理解と乗馬技術を向上させるステップになるのです。
・馬の上では大きな声は出さない事
馬の耳はとても敏感です。「きゃー!」「わー!」とか言う声にびっくりして走り出してしまうかもしれません。馬に落ち着いてほしい時は、低い声で「オー」と声を掛けましょう。

これを読んで「馬に乗りたくなった」と思っていただければ、馬乗りの端くれとしてうれしい事はありません。


乗馬クラブの紹介
乗馬クラブは山梨県の小淵沢にあるラングラーランチです。「乗馬クラブは馬術を教えるのが仕事である」という方針ですので、会員と区別なく乗馬技術を教えてくれます。馬もとてもいい馬が揃っています。気さくで楽しいオーナー/スタッフが出迎えてくれますよ。気軽に乗馬しに行ってみてくださいね。



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