地蔵岳 1272mh     1993/2/27 曇り

 粕尾峠から見る、地蔵岳は簡単に登れそうな山であるが、それは雪の無い季節の話である。足尾町役場の情報では、そんなに雪はないとの話であったが、峠までの数カ所に雪が残っているが、ノーチェーンでも何とか峠までは、いく事が出来た。

 峠からは、県境尾根を目指して道を見つけたが、積雪のため確認する事が出来ない。登りやすいところを選んで、尾根に取り付き、地図通り進む。所々不明瞭な道があるが、目印になる物が割合に多いので、そんなに迷わずに進む事が出来た。雪がある程度付いていたので、前に登った人の踏み跡を頼りに進んだ。後で山頂でも5人のパーティーに出会った様に、この山は割合に登られているようだ。3つ位のピークを越え、最初に迷いそうな場所も難なくクリアーし、最後の登りにかかるが、ごつごつした岩場が多く雪が付いていたため、神経を使う場所だ。

 山頂は狭く、雪が付いているため三角点は発見できなかった。昼食を取るために雪を固め足場を作る。弁当を食べていると、逆の方角から、人の声がしてきた。5人のパーティーだった。どこから登ってきたのか聞いてみると、沢入から登って来たとの事であった。なかなかガッツのある人達である。山頂からはこれから登る予定の勝雲山がすぐそこに見えた。

 下りの道は、雪のため滑りやすいので注意して下りたが、そんなに思ったよりは時間がかからなかった。峠からいざ勝雲山に登ろうとして、峠から古峰神社への道を車で行く予定だったが、意外にもこの道は積雪が多く、サニーにチェーンを着けたが勾配がきついため登る事が出来なかった。出発するときに、役場の情報で積雪は少ないため、一応チェーンを持って行ったほうがいいと言ったのは、峠までのノーマルルートのことで、まさかわれわれが古峰神社に行くとは思っていなかったのであろう。最初からここがこんなに雪があると解っていればジャスティーで来ていたのだが、ジャスティならば難なく登れたのだが残念だ。また一つ宿題が出来てしまった。この地域にまたくるようだ。

 

***コースタイム***

粕尾峠11:05〜山頂12:00 12:30〜粕尾峠13:17