岳山 1070mh     1993/1/3 晴れ

 林山会の新年登山は、当初の予定では足尾の残馬山であったが、なぜか隣の岳山になってしまった。

忍野林道を進み、大茂の集落にある山光館を過ぎてまもなく、林道の遮断機になりそこで車を置いた。林道を歩く事約15分で林道の終点に到着。ここから登り始めるのだが、登山道のとりつきが、よく解らない。とりあえず沢に沿って道が付いていたので、道なりに進む。歩くほど道が良くなってきた。途中沢が幾筋も分かれているところがあったが、出来るだけ本流に沿って進んだつもりなのだが、、、、、、(^_^;)

 そのうちに沢の水が無くなり、沢も薮っぽくなりとうとう4級〜5級程度の薮漕ぎになってしまった。時間にしてかなり薮を漕いでいたような気がする。しかし行けども行けども目的の尾根に到着しない。前方が開けて来たのでそろそろ尾根の様だ。ここはちゃんとした境界線の様だった。しかしどう考えてもガイドブックのコースと違う様である。推定で残馬山に直登する沢を登って来たのだろう。そうすると残馬山の山頂は、地図から行くとすぐ目の前のはずなのだが、、、(^_^;)

 目的の山頂らしきものは近くにない。しかたがないので山頂付近をうろうろする事約30分、現在地の確認が出来ない。地図とコンパスを出し、現在地の確認をする。

地図から察するに、どうやら今いるところは岳山付近と判明した。しかし岳山の山頂らしきものには、標識はもちろん三角点、標注の類はいっさい無かった。地形判断と高度計から推定して間違いないだろうということで、ここで撮影して下山にかかる。

下山ルートも今登って来た道を引き返すのは大変だ。大茂峠に戻るのにも時間がかかる。とりあえず降りる方向を、降りやすい尾根を選んでいつものごとく、強引に林道のある方向へ降りた。降りる林道を間違えると鍋足方向の林道におりてしまう恐れがあるのでさすがに慎重にならざるを得なかった。下山をしながらルートを確認してきたが、沢を登る途中でルートを大きく左に逸れたものと判明した。しかし今回は羚羊を尾根上で見れたのが最高であった。正月ということで人が少なく、遮断機の付近にいた猟友会の人の話では日光方面から来たものであるらしいとのことだった。

***コースタイム***

大茂遮断機10:18〜山頂12:30 13:35〜大茂遮断機14:08