奈良部山 985mh    1992/4/18 曇り

 渡良瀬川流域の山々も、だんだん残り少なくなってきた。最後までこの山域で残っていた
奈良部山も登るルートが見つからず、送電線の鉄塔を頼りに登った。この山域は知名度は低いが
熊鷹山、野峰などは結構良い道がついていたりして、送電線の鉄塔も見えるしと、案外軽い気持ち
で行ったのだが大間違いであった。登りはじめの送電塔から次の鉄塔までは1時間とまあまあのペースで行ったのだが、地図を見る限りでは、大きな5つのピークを越えなければならない。まあ地図で見るかぎりでは、そんなに標高差もないので対したことはないだろうと進んだのだが、大間違いであった道は不明瞭だし(ほとんど登る人は以内みたいだ。)キレットは何回も出てくるし、で山頂に着く前に昼食となってしまった。山頂の手前に高いピークがある。それを越えれば山頂だろうと期待したが、小さなアップダウンがかなり続いた。結局山頂に着いたのは登り初めて2時間45分かかってしまった。当初の目的である2時間を軽く超えてしまった。

登りはじめでは、山菜などを見つけながら登ろうとのんびりしていたが、嘘のようなアドベンチャー登山になってしまった。下りは登ってきた道を帰るのはとてもではないが、できそうにないので山頂から張り出している枝尾根を見つけ、林道終点の沢に降りるというコースで下ってきた。このコースには途中までテープがあり、これが本道か、と思わせるほど良かったが、それも最初だけであとは下りやすい所を選んで沢に降りてきた。下りは1時間弱で車を置いたところに戻ってこられた。

 送電線登山口〜山頂 2時間45分