石倉山 1109mh   1994/4/9 曇り時々雪

 石倉山は足尾町役場の話では、登山及びハイキングの対象にはなってないので、道があるかどうかは不明との話であった。今回は登山口をどこから登るか色々検討した結果、前に下見にいった、大窟沢の林道を詰めるルートは地形が複雑なのでやめることにした。今回は原向の奥に大薙沢があり原向林道の終点から登ることに決定した。

 定刻の7時30分に出発、原向林道に着いたが、林道は地図と違いかなり奥まで延びているようだった。尾根に取り付くには、地図通りの場所が良いので、遮断機のある少し先に車を止めた。しかし天気が悪い。山頂付近はゴーゴーと吹雪が舞って居るようだった。尾根に取り付くために登りやすそうな所を選んで、カーブミラーの所から登り始めた。現地点から尾根に取り付くために、標高差約100メートル。どこから登ったのか帰りにわかるように今回は黄色のひもを用意して、結びながら登った。稜線までは割合い楽に取り付くことが出来た。時間にして15分であった。稜線上は驚くことに明瞭な道が着いていた。境界線の標注がかなり目に付いたが、なんの境界なのかは解らなかった。ここから三角点のあるところまでは、緩やかなアップダウンで3つ位のピークを越えて1時間で到着した。ここから山頂までは、約5分で到着した。山頂はこびろくなっており、雰囲気の良い山頂である。山頂には何も無くただ一つKUMOの標識があるのみであった。しかしKUMOさんは、私たちの行くところ何にもないと思われる所にものぼっている、KUMOさんとはいったいどんな人物なのであろうか。

 山頂は風が凄いので、ちょっと下ったところで昼食にした。とにかく寒いので、記念撮影を済ませ下山にかかった。下山路は、登った道を稜線の取り付きまでいったが、登りの急勾配を考えると大変なので、尾根の最後に降りるようにしたが、結局急勾配を下るはめになってしまった。たどり着いた所から車のある所までは、約5分で到着した。

 今回は下調べをきちんとやったおかげで、完璧な登山であった。帰りは、琴の屋で温泉に浸かり足尾ダムを見学(赤倉山の下見をかねる)して帰路についた。

 

***コースタイム***

登山口10:30〜稜線10:45〜三角点11:45〜山頂11:50 12:30〜登山口13:40