登山報告 管峰1475mh ★★ 天候 快晴          平成181125日(土)

 前回、間違ったガイドブックの為時間切れとなった、管峰に登る。管峰は吾妻シリーズでメジャーな、最後に残っていた山である。2回連続で、同じ登山口から登るのは初めてでもある。この山には登山口から山頂まで、いっさい標識の類が無いと聞いていた。前回来たときにルートは解っていたので、車を置いた所から歩き始めるが、踏み跡程度の道が稜線めがけ登っている。稜線まで来ると道は次第にはっきりとしてきた。カヤ尾根を正面に見ながら所々ジグザグに登って、振り返ると前回登った高ジョッキの鋭い岩峰が際だっている。所々道が不明瞭になるが、尾根を忠実に登って中間峰を知らずに通過する。まもなく鋭い落差の鞍部になり、また急に登り返す。山頂は左にずっと見えているが、道は右に巻いていく。だんだん高度が増すに従って、高い周辺の山々は頂が白くなっている。志賀高原や草津の山はもう雪景色である。鞍部からは今日一番の急登だ、気温は0度を下回っているであろうが、汗がにじんできた。息を切らして着いたところは、カヤ尾根の一角で草原地帯になっていた。振り返ると日光方面の景色が素晴らしい。天気は快晴、空気は澄んでいて抜群の展望だ。山頂へはここから一登りで到着した。木々の葉がすっかりと落ちているので、木の間から真っ白な浅間山や浅間隠山などが望まれた。今日は登山口に2台の車があったが、全て丸岩高ジョッキに登っているのであろう。管峰は私たちだけのようであった。時間的には短い山であったが、道標も無く道もはっきりとしない山は、やはり冬枯れのこの時期の登るのが展望も良く一番良いようだ。

※※※コースタイム※※※

須加尾峠10:02〜山頂11:31 12:19〜須加尾峠13:25