1. 電車より楽かも?

かなり古い話になりますが・・・新橋〜横浜間に初めて鉄道が走ったのは1872年のことです。当時はあまりの早さが信じられずに乗客は終点についても列車を降りようとしなかったそうですが、もちろん当時はまる一日かかったという徒歩と比較しての話です。それから130年以上が経ち、特に都市部の鉄道はすっかり姿を変えました。大量輸送時代を迎え、都会の電車の多くは快適性を犠牲にして、一両あたり定員140人、うち座席定員58人のところ乗車率150%などという状況が当たり前になっています。実際、電車の乗る時、座れる事ははなから期待していない人が多いのではないかと思います。さらに乗り換えではかなりの距離を歩かされ、待たされ、一日出歩いたら脚が棒のように・・・そんな経験のある人も多いと思います。
それでは、これを自転車に乗る苦痛と比較すればどうなるか?
実際に四ツ橋筋を難波から梅田まで、自転車に乗って時間を計ってみると・・・ちょうど20分。普通のスピードで走って、信号で止まって、実際にかかった時間です。有酸素運動の最低ラインとされる適度な運動量であり、ちょうど気持ちよさを感じ始められる時間です(ちなみに、「乗り換え案内」によると同じ区間を地下鉄利用で、乗車時間8分、総時間14分となります)。2往復しても 80分、さらに理想的な運動時間となります。重要なのはこの時間がずっと座ったままであるということです。
立ちっぱなしが苦手な人、出先の用事も立ちっぱなしという人は、大いに検討すべき選択肢と言えるでしょう。
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