
周りの人は、みんな、雅美族の人たち
僕は、ホテル行きのタクシーが来るのを待っていた
しかし、2時間経っても、来ない。
時間を気にする僕、しかしそんなことなど意に介さない村の人々
タクシーに乗る
「蘭嶼飯店まで」
「そこに行かなくても、今晩泊めてやるよ」
その日、結局、僕はタクシー運転手のお兄さんの家に泊めさせてもらうことになった
ここは野銀村。一昔前の日本の漁村のようだった
ここには、人間・魚・鶏・山羊・黒豚、なんだっている
僕は、興奮で背中がぞくぞくし、思わず豚を抱きしめたくなった
案の定、逃げられた
蘭嶼の浜 赤い色で塗られた船縁の前後が天に突き出た独特な船たち
野銀村にて
タクシー運転手のお兄さんと一緒に写真を撮った。後ろに見えるのは小蘭嶼
そして一週間後、亜細亜航空の飛行機は僕を日本へ連れて帰った
日本国和歌山 マリーナシティ
奴と一緒に浜辺をじっと見ていると、ふと、蘭嶼で見た黒い海を思い出すことがある