釣行記


2002年05月


2002.05.06

観音崎沖のマアジ釣り

 初夏の陽気に誘われて、ビシアジ釣りに行ってきました。
場所は、千葉は内房総の富津。
船宿さんは、富津港の川崎丸さんです。
 さて当日ですが、朝から風が吹いていました。
3時半頃家を出たのですが、その時には既にヒューヒューと吹いていまして・・・・・・。
実は私、風が大嫌いなんです。くたびれるから。
なもんだから今日は止そうかと一瞬逡巡しましたが、予約をした以上行かねばなりません。
風ごときでキャンセルするなど船宿の人が許しても、
お天道様が許しませぬぞ せぬぞ せぬぞ
ということで、富津へGO。
 館山自動車道を木更津南ICで降りて、富津港へ。
船宿さんを探します。
程なく見つかり、受付をすませて乗船です。
まだ風は強く吹いていますが予約の人数がそろったのでしょう、
定刻の7時を待たず、釣場の観音崎に向けて出船しました。
 ノリひびの間の水路を通って港外に出ました。
ヒューヒュー やはり、海は少し波っけがあります。
まあ、茨城や外房に較べればたいしたことないのですが、
風が強いのは嫌ですなあ。
早く収まってくれればよいのですが。
そんな事を考えているうちに船は東京湾を横断して、
観音崎沖に到着。
「着きましたので、用意してください。」
船長のアナウンスがあり、潮廻りを始めました。
仕掛けを付けてビシにこませを詰め、準備完了。
少しして船長のアナウンス。
「やってください、50メートル」
すかさずビシを投入します。
指示ダナは、底から3メートル。
ビシの着底を確認した後、2メートル巻き上げてこませを振り、
さらに1メートル巻き上げて仕掛けをタナに入れてアタリを待ちます。
これを何回か繰り返すのですが、・・・・・・あたりませんねぇ。
おおっ、反対舷では早くもアジが上がったようです。
飽きずにこませを振り続けます。
「ビビン」
しばらくして、私の竿にもアタリがきました。
やったー 聞き上げるようにあわせて魚が掛かっている事を確かめ、
ゆっくりと巻き上げます。
竿にはビビン、ビビンとアジの引きが伝わってきます。
アジ釣りって、良いねぇ。
至福のひととき。
やはり、アジ釣りが一番好きですなあ。食べても旨いし。
電動リールを買ったのも、
ビシアジがやりたかったからだもんねぇ。
そんな事を考えているうち、魚が水面に上がってきました。
マアジ、確保です。
 取り込みの後こませを詰め直し、しゃくり動作を続けていると、
少し大きなアタリがありました。
しかし、アタリの大きさの割にはあまり引きません。
ナンでっしゃろと巻き上げると、シログチでした。
この魚、よく鹿島の投げ釣りで釣り上げましたっけ。
潜るぞっ  暫く釣りをして何尾かアジを追釣した頃、
そこに海鵜軍団が現れました。
「海鵜といっしょに魚釣り」てなもんで、
なかなか風流?で良いのですが、
実は一つ困った事が。
 海鵜軍団がなぜ船のそばに来るかというと、
こませやら付け餌のイカタンが目当てなんですね。
だから仕掛けが水面近くに来ると、
それを狙って来るわけです。
別に餌やこませを取られるのは、構わないのですが、
付け餌を取るという事は鈎に掛かる危険があるという事です。
いくら釣りが好きだと言っても、海鵜は釣りたくありませんからね。
そんなわけで、仕掛けを上げ下げするときは神経ピリピリでんがな。
しかもこいつら、海に潜ります。
潜って全然見当も付かない所から出現したりします。
気分はもう、駆逐艦長です。
まあ、ある程度仕掛けが降りてしまえば心配はなくなるので、
おおむねのどかに過ごせるのですが。
 暫くして海鵜は居なくなり、のんびりと釣りをしていたら、
程なく沖上がりの時間となりました。

 本日の釣果

 マアジ・・・・・・40尾
 シログチ・・・・・1尾
 カサゴ・・・・・・2尾


 
今回の関連写真は
こちらです。


2002.05.30

観音崎沖のビシアジ、再び。

「どうやら、間に合うようだな。良かった、良かった」
フッとアクセルを緩める。
気持ちも通常モードへ移行。
木更津南ICあたりで、05時03分の事。
   

 いやぁー、寝坊しちゃいました。
目覚ましがわりのテレビのタイマーを一時間間違えてセットしてました。
起きてその事実に気が付いたときは気が遠くなりかけました。
ただ感心なことに、私には一時間程度の余裕を見込む習慣があります。(遊びのときだけー)
今回はこれが緩衝帯になって、事なきを得たことになります。

 そんなわけで、無事船に乗り込み道具の準備を始めたのですが、
そこである事に気が付きました。
「電動リール使ってる人がいないようだ」
ざっと廻りを見回すと、みんな手巻リールのようです。
両隣の、明らかに私よりかなりお歳を召した方がた(というか、じいさんたち)も、
手巻き。
これはもう、若者(?)としての矜持が許しません。
もちろん、速攻で手巻リールに換装しました。

 定刻に船は出航しました。
風もなく、良い天気。
海苔ひびの間の水路をぬけて、
朝日の下の第二海堡の脇を通り、
目指すは東京湾の神奈川県側、観音崎沖。
陽射しは、もうすでに夏のもの。
これから良い季節になりますな。
直射日光を遮る物とてない海の上。
魂まで蒸発しそうな暑い船上。
そう、汗、だらだらの夏に。
(ただし、飲み水はたっぷりで。)

 他愛もない事を考えていたら釣場に到着してました。
海は超ナギ。
鏡のような水面と言うのはこうゆうのを言うのでしょうか。
って位の凪です。
平日にもかかわらず、他のあじ船も結構出ています。
東京湾のマアジ、好調ですからねぇ。
では、釣りを始めるとしましょうか。
ビシかごにこませをつめて、まず第一投。
潮がかなり速い。道糸が斜めに出ていきます。
しばらくして、錘が着底しました。
幸いなことに、潮は速いけれども底は取れますね。
ヘボな私といえども、これならばなんとかなります。
底を取ってタナでこませをふって・・・。
3回ほど繰り返し、こませ詰め替えのために巻き上げ始めたとき、
電動リールの音があちこちから聞こえてきました。
周りを見回すと、うっ、電動使ってる。
じじいども、我をたばかったな。
と言うか、釣場についてからコード繋ぐんじゃありません。
手巻リールに見えたじゃないですか。
水深は50m程度だし、なんと言っても若いからまあいいか。

気を取り直して2投目、早くも待望のアタリがきました。
上げてみると、本命のアジ。
どうだ電動じじいども、参ったか。
そう、思いながら廻りを見回す私。
貧しい心持ちったらありゃしません。
いかん、いかん。
せっかく、浮き世を離れて海の上にいるのに。
缶チューハイを開けて、ゆっくりやりましょう。

 
 ゆっくりのんびりやりながらも、釣果のほうはだんだん増えてきました。
各釣り席にある個人用生け簀の中には、
型の良いアジが泳いでいます。
数としては「おかず程度」と言ったとこですね。
もう、充分です。
あまりたくさん釣ってもねぇ...。
 
 ............うそつき。
 
実は船が空いていたので、生け簀、二つ使ってました。
大型用と、小型用と。
しかもクーラーに何尾か入っています。
まっ、いいか。
で、沖上がり。
 本日の釣果

 マアジ・・・・・・37尾
 カタクチイワシ・・・・・2尾


   
今回の関連写真はこちらです。

 
  HOME
釣行記index