釣行記


2001年10月


2001.10.03

下浦沖のタチウオ釣り


 今回は、富津のH丸さんからタチウオ釣りに行って来ました。
タチウオは今まで何回か釣ったことがあるのですが、
いずれもハナダイやアジを狙っている時に釣れたもので、
タチウオ専門で釣りに行くのはこれが始めてです。
合わせのタイミングなど、中々難しいと聞きます。
まあ、2、3尾釣れればいいかな、そんな感じで出かけて来ました。
 館山自動車道を走り、4時過ぎに富津へ着きました。
船宿さんの駐車場に車を止め、同行者を待つことに。
実はここ、富津には一寸した思い出があります。
本当に一寸した......。
と、何時の間にか眠ってしまっていたようです。
笑い声と、トントンと窓ガラスを叩く音で目が覚めました。
同行する友人達です。
笑っていたのは何故か、と問うと衝撃的な答えが返って来ました。
なんと、私が目を開けて寝ていたと言うのです。
大きなお世話です。
ほっといてください。
 船は6時半ごろ出港しました。
目指すは観音崎沖。
東京湾横断です。
と、言っても一番狭い所ですので、15分ほどで到着しました。
「やってー、80m、底から20mまでさぐってみて」
船長の合図で仕掛を入れます。
錘、着底。
そこから、上へ上へと誘い上げてきます。
アタリ、無し。
錘を底まで下して、また最初から。
........だめなようです。
隣では、仲間のひとりが根掛りで苦しんでいます。
錘を下した時の感触では、底は平坦で岩礁帯と言う感じではないのですが。
そこへ船長の移動をつげる声が。
「上げてくださーい。延縄入っちゃってるみたい、下浦まで走りまーす」
道理で。
ところで、ここに延縄仕掛けて何が獲れるんでしょうか。
興味があります。
どうも延縄というと、マグロというイメージしか浮かばないものですから。
 そんな事を考えているうちに船は久里浜の3本煙突の前を通り過ぎ、
三浦市は南下浦町沖にやってきました。
そこは、既に十数隻のタチウオ船団が形成されていました。
何度か潮廻りを繰り返し、投入の合図が出ました。
サバの切り身を鉤に付け、仕掛けを下し誘い上げます。
ツーイツーイとゆう感じ、
そう、喩えるならアメンボが水面を滑るイメージでゆっくりと竿を立て、
上げた分を巻き取りまた竿を立て、この繰り返し。
何かもぞもぞとした感触が伝わってきました。
すかさず合わせます。
スカッ。
はずしたようです。
試しに巻き上げて見ると、餌が2つとも噛み千切られていました。
アタリは一度しかとれなかったのに、です。
なかなか手強い相手のようです。
餌を付け直して再び投入します。
アタリがきました。
今度はゆっくりと合わせます。
ググッ、スカッ。
またはずしたようです。
巻き上げて見ると、あれっ、魚付いてるじゃないですか。
70cmほどのタチウオが掛かっていました。
うれしい一本です。
その後、アメンボ釣法のおかげか何回かやっているうちにアタリの3回に1回ぐらい、
魚を掛けられるようになってきました。
釣果のほうも、8本を数えました。
そこで、置き竿にしてのんびりとお食事タイム。
しばしの休息です。
時折、餌の点検をして見るとものの見事に餌を取られています。
その度に餌を付け直して置き竿にするのですが、一向に釣れませんでした。
今日の実験結果 *タチウオは、置き竿では釣れませんでした。
 実験も成功したので、(成功って、なにが?)再び釣りを開始して、
2本ほど釣った所で、沖上がりの時間になりました。

   本日の釣果
 タチウオ 65cm-85cm 10尾

今回の関連写真はこちらです。



2001.10.24

走水のマアジ釣り


 今回は、久方ぶりにビシアジ釣りに行って来ました。
場所は、三浦半島の走水。K丸さんより出船しました。
ビシアジは今まで、東京湾奥からの船に乗っていたのですが、
大きいアジが釣りたくなったのと、
半日船である事、(寒くなってくると、一日船は辛いですからね。)
三崎港が近いので万が一オデコでも安心、
という事から三浦まで足を伸ばして見ることにしました。 
 横浜横須賀道路を終点まで走り、
R16経由で走水へ。
始めて行く船宿さんなので探すのが大変かと思ったのですが、
あっさり見つかりました。
まだ早い時間でしたので店前に車を止め、開くのを待ちます。
頃合を見計らって手続きをし、乗船です。
道具を持って港へ。
船が並んで泊まっています。
岸壁に対して直角に。
そして、どの船にも舳先にハシゴが括り付けてあります。
もうお分かりですね。
ここの港では舳先から乗船するのでした。
ちょうどこんな感じです。

...おかしな物をお見せしました。大変失礼致しました。
幸い、海に落ちることもなく(落ちません。)船に乗り込み、
予定どうりの時間に出港しました。
 15分ほど走り、船は釣り場に着きました。
船長がおもむろにアンカーを入れ、釣り開始です。
コマセを振ってタナを取って、コマセを振ってタナを取って、コマセを振ってタナを...
30分ほど時間が経過しました。
左隣の人にアタリがあったようです。
揚がってきたのは35cmくらいのアジでした。
おおおっ。
コマセを振る手に力が篭ります。
と、そこに待望のアタリが。
ウヒョヒョヒョッと巻き上げてきますと、
サバでした。
周りではアジがぼつぼつ釣れているようです。
乗り遅れてはいかん、と再投入。
「ククッ」
来ましたよ、来ましたよ。
半年振りの懐かしきアジのアタリです。
慎重に巻き上げて来ました。
今度はサバじゃありません。
30cmくらいのアジでした。
 その後少しして大きなアタリがありました。
巻き上げると、かなりグイグイと引きます。
これは大物です。
例えば、2mぐらいの超特大アジとか、超特大イセエビとか......。(なぜ、イセエビ?)
などと、お馬鹿なことを考えていたら、竿がすっと軽くなりました。
残念ながらハリス切れでした。
一体何が掛かっていたのでしょうか。
早速、調査を始める事にしました。
特製の調査器具をテンビンにつけます。
その器具とは、
ハリス4号のアジ仕掛けです。
これでもう、こわいもん無しです。(なにしに行っているのやら。)
この仕掛けでアジを数尾釣り、帰港時間が近く成ってきたときの事、
再び大きなアタリが来ました。
ゆっくりと巻き上げてきました。
いよいよ謎が解ける瞬間です。
水面に顔を出したのは、......サメでした。70cmくらいあるやつ。
サメを食べるつもりはないので、噛まれないように鉤をはずし、海にお帰り願いました。
 

 
  本日の釣果 マアジ...10尾 マサバ...1尾 シログチ...2尾

  今回の関連写真はこちらです。


 
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