●ドラスコル
種族:吸血鬼真祖(バンパイヤロード)
年齢:不明
 (吸血鬼になってまだ数年〜数十年?)
性別:男性
職業:スーマール帝国・バビリム進駐軍司令
(本編的解説)
「不死身の吸血男爵」の異名を持つ、スーマール皇帝・バルスツーカに仕える貴族。
しかしてその実態はその二つ名の示す通りの吸血鬼真祖であり、悪魔に魂を売ることで不死の肉体と強大な魔力を手に入れた。
だがそこに私心は一切なく、あくまで主君であるバルスツーカの力にならんが為であったのだが、バルスツーカがアンシャーの奸言に惑わされ闇に堕ちるに従って、自らの手も闇に染めざるを得なくなっていった。
バルスツーカの命によってバビリム王国進駐軍司令官としてギルスと対決し敗北するが、その後も彼の魂と運命は闇の意志に弄ばれることになる。

(KOYAMA的曲解)
バルスツーカ・エンカイド・ヘロドトーらと並ぶ『ドルルル』オリジナルの悪役連中の中でもなんかとりわけ影の薄いよーな気がしなくもないドラスコル卿です。
「ドル足掻記」上では「吸血鬼真祖」と云う表現を用いましたが、実際この手の作品に登場する吸血鬼ってのは
 (一):元来、他の生物の生き血を吸う事で生き長らえてきた血族である『純正種』
 (二):他の種族が魔力その他によって変異した『成り上がり』
 (三):(一)ないしは(二)の犠牲者が同種に変化した『眷属』
てな感じに分類され、そして各々は別個の扱いにすべきであると云うのが筆者の考えですのでその意味ではちょいと適当ではなかったかもしれません。ドラスコル自身は(二)に分類されると思いますが、本作に登場する(元は『イシターの復活』から)ザコのバンパイヤの位置づけが不明ですからね。そもそも「真祖(オリジナル)」てのは(三)に相当するタイプ(云わばバッドコピー)がいて初めて成立する言葉ですし。
ストーリー的に見れば、スカした気障(キザ)男風でありながら憂国の士でもあったドラスコル卿。それもあってかなんか自己主張の無い印象も受けましたが、「ドル足掻記」上ではもう少しボケキャラにしてみれば良かったかな?
て、オレはキャラを壊すことしか頭に無いンかいな・・・




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