●世捨人ハーサグ
種族:人間?
年齢:自称数百年(不死?)
性別:男性?
職業:世捨て人
(本編的解説)
霊峰クムガル山脈の麓に隠れ住む隠者。
あらゆる知識に精通していると云われるが、その智の助けを得る為には彼が戯れに仕掛ける戦いに勝利しなければならない。
ギルスはこれに勝利し、自らが目指す「空中神殿」に辿り着くには「嵐の山」の結界を解く必要がある事、その為には「竜のねぐら」で『力の試練』・「大迷宮ラビリンス」で『智の試練』にそれぞれ挑戦しなければならない事、そして「竜の台座」に突き立てられた竜殺剣・ドラゴンバスターがその助力となるであろう事をハーサグから聞きだす。
尚、『ザ・ブルークリスタルロッド』では、バビリム国内に同名の女占い師が登場するがその関連は不明。

(KOYAMA的曲解)
「ドル足掻記」でも触れたのですが、『ブルクリ』では「嵐の山」の麓に住む「お天気じいさん」なる人物がギルガメス達に助言を与えるので、↑に触れた女占い師ハーサグとお天気じいさんを組み合わせて本作のハーサグのイメージが生まれたのかもしれませんね。
結局、彼(?)の正体は不明なままなのですが、やはり神族と何らかの関わりを持っていたのではないか、と考えるのが自然なようですね。ギルスを導いただけではなく、その為に「戦い」を所望してみたりしかもそれを「退屈しのぎ」とか云い放っている辺り、人間社会の世俗から離れた『厭世者』とはちと異なる感じもしますからね。となるとやはりナブー神の下僕だったのかしら。そうだとしたら、ユーメルも含めナブー神の下僕はナンかいい性格してますネ。
ところで、「ドル足掻記」でも引用したギリシア神話の予言者テイレシアスなんですが、彼はいわゆる「二形(ふたなり。両性具有)」とは異なり、完全に「男」な時期と「女」の時期とが交互に入れ替わっていたのだそうです。若し『ブルクリ』のハーサグと本作のハーサグが同一存在であった場合は、きっと同様の性質だったのだろうと推測して引用した次第なのでした。



戻る