●エンカイド
種族:魔法生物(闇の傀儡)
年齢:数日?
性別:男性(形式上?)
職業:対ギルス決戦兵器兼モルモット(!?)
(本編的解説)
「闇の司祭」アンシャーに侍る、白銀の騎士(ミラーナイト)。
しかしてその正体は、アンシャーがギルスに対抗して造り上げた「闇の傀儡」であり、バジリスクによって石化したメドーラの住民達を原料とした魔動人形である。擬似生命を吹き込む際にギルスの髪の毛を埋め込む事で、ギルスと同じ容姿(ただし色違い)・能力を有する様になった。
その出自故にギルスに激しい憎悪の念を持ち、執拗に彼を狙う。
しかし生みの親であるアンシャーにはもう一つ別に「エンカイドを生み出した理由」が存在しており、その為にエンカイド自身の運命も大きく弄ばれる事になる。

(KOYAMA的曲解)
かつて『ドルアーガの塔』で、「ミラーナイトはギルの分身(コピー)」なんて設定がありながら実質コピーしていたのは足の速さだけ、なんてネタを逆手にとって正真正銘のコピーキャラにしてしまったエンカイド。まあエンカイド自身はどちらかと云うと「クローン人間」ぽいイメージもあるので、ゲームデータとしては兎も角、物語的にはミラーナイトとは若干異なる存在なのかもしれませんけどね。
「ドル足掻記」でも触れた通り、彼は『ギルガメッシュ叙事詩』のエンキドゥがモデルなのでしょうけれども、これまで正伝シリーズでこの名を用いなかった事が不思議にも思えますね。
その「ドル足掻記」終盤では、ギルスへの憎悪と執着・アンシャーへの忠義と不信と云ったエンカイドの葛藤みたいなものを描いてみましたが実際どうなんでしょう? ゲーム中では描かれていないものの、彼の心中はきっとあれ以上に複雑だったのだろうと筆者は今でも思っています。



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