●アンシャー
種族:悪魔
年齢:不明
性別:男性?(生物学的には不明!?)
職業:闇の司祭(自称)・
    ヘタレ策士(他称)
(本編的解説)
かつて魔王ドルアーガの懐刀とまで謳われた悪魔界でも屈指の実力者。自らを「闇の司祭」と称する(但し何を信仰しての「司祭」であるかは不明)。
常に道衣に身を包んでおり、フードの奥に妖しく輝く双眸以外にその肉体的な特徴は謎に包まれている。
スーマール帝国皇帝・バルスツーカに取り入り、やがて彼を傀儡(かいらい)化して、バビリム王国・イシス王国へと侵攻させる。それと同時に「黄泉の門」開放の儀式の為に生贄を拉致させたり、「ドルアーガの塔」の廃墟の占拠を指示したりした(ただし、後者はクオックスにより阻止される)。
それら一連の行動は総てが魔王ドルアーガの復活を目的とするものであったが、アンシャーの真意は復活させたドルアーガと神々とを再び争わせ、その隙に漁夫の利的に天空・地上・黄泉の三界の支配権を簒奪する事にあったといわれる。
バビリム王国の王子ギルスが女神イシターの加護を得てスーマール打倒に立ち上がった際には、同行していたイシターの巫女(カリア)をサキュバスに攫わせたり、ギルスのクローンとも云うべき闇の傀儡(くぐつ)・エンカイドを創造して相争わせるなどの妨害活動を執るが、これらの行動もまたドルアーガ復活への布石として利用した。
自らを希代の策士と自認している節があり、高度な暗黒魔術を操る高い戦闘能力を持つものの、自身は直接的には手を下さず謀略によって物事を解決することを好む。特に相手の感情を煽り立て、より大きな罠へと巧妙に誘導していく策を得意とするなど狡智に長けるが、相手の能力(特に、自らの煽動によって反動的に生まれたより大きな『力』)を見誤って最後の詰めで事を仕損じる傾向が強い。事実、100年前の戦いでも魔王ドルアーガと英雄ギルガメスを巧みに誘導し相争わせるまでは良かったが、結局はその戦いの中で大きく成長を遂げたギルガメスとカイの前に自らの野望は阻止されてしまうという皮肉な結果を迎えた。
『バビロニアン・キャッスル・サーガ』における諸悪の根源にして最大のフィクサーとも云える存在ではあるのだが、典型的な「策士、策に溺れる」タイプである感が否めない。

(KOYAMA的曲解)
シリーズ全体を通してみるとどうなのかは判りませんが、少なくとも当サイト上では随一の人気者(?)なアンシャーたん。
↑の解説でも大概な書き方をされてる辺り、すっかりドヘタレなイメージが定着してしまった感がありますが、実は筆者『ザ・ブルークリスタルロッド』プレイ当時はまた違った解釈を持っておりまして、この頃筆者がネタ考案していた『ブルクリ』創作小説(ネタのみで未執筆)でのアンシャーは超極悪激強ラスボスとゆー扱いだったんですけどねぇ・・・。ただ、確か遠藤雅伸氏がかつてネット上で「アンシャーは(ドルアーガを追い落とそうと野心は旺盛だが)ドルアーガより数段小物」と云う解釈を示しておられたように記憶してますので、結果的には今のヘタレ軍師の方がアンシャー像としては「らしい」のかもしれません。事実、ドルアーガはアンシャーの叛意を承知で幕下に加えていたようにも思えますからね。
ところで、「ドル足掻記」上では何故か『銀河鉄道999』の車掌さんネタが妙に多かったのですが、実際コイツのフードの中ってどーなってるんだろう? まあベタな解釈で行けば、中身が「闇」そのものなんでしょうけど。「闇」の瘴気だとか霊気だとか云うものが凝縮してやがて人格を持つに至った、てな感じで。その意味では厳密には「悪魔」とはまた一線を画する存在なのかもしれません。
だけど、そう考えた場合、アンシャーの攻撃技である「ダークホール」や「ダークビーム(『ブルクリ』で使用した技。暗黒魔力を直線状に撃ち出す)」って自分のカラダの一部を放出してるってコトですか? 喩えるならば洟水とか嘔吐物とか糞尿だとか? ぎゃああ変態だぁっ! ・・・・・・ナンでだよ。ついついアンシャーはイジってしまいますファンの方スミマセン。
ちゅか、アンシャーファンの人(当サイト限定)はイジられる方を望んでるンかしらねぇ!? 



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