●サキュバス
種族:悪魔
年齢:数千年?
性別:女性
職業:ヤミの秘密工作員(嘱託)・・・?
(本編的解説)
多彩な変身能力を操って人心を惑わし、堕落の淵へと誘う女夢魔。
ドルアーガの下僕とも愛人とも、またドルアーガ自身に創造された存在だとも云われているがその正体は不明。
シリーズによってその役どころは大きく異なり、ある時は敵、ある時は味方、またある時は純愛と嫉妬に悩む乙女(?)だったりするが、少なくとも本作品内では、ドルアーガ復活の為にアンシャーやヘロドトーに助力してイシス王国の子供達やカリアを拉致する一方で、ドルアーガ復活を阻止せんとするギルス達をも含めての状況を愉しんでいる傍観者のような存在であった。

(KOYAMA的曲解)
「サキュバス」・・・最近はこの書き方で統一されていますが、『ドルアーガの塔』が出ていた頃は「サッカバス」て書かれていましたよね。『ドルアーガ』が出る前の書籍(魔術関係とか、西洋の妖怪図鑑とか)では「スクブス」て書かれていた事も多かったです。
「ブス」ですか「ブス」。セクハラですね。て云うかまさか太郎冠者? 空中モ△ヤチョーーップ!?(←超絶に意味不明です)
冗談は措きまして、「本編的解説」でも触れました通り、彼女の役割は作品ごとに大きく異なる・・・各作品の作者さんそれぞれに様々なサキュバス像があるのでしょうね(事実、原作者・遠藤雅伸さんをして、同人作品の影響を受けてPCE版以降の彼女の役割が変化したそうですから)。その意味で、『バビロニアン・キャッスル・サーガ』における随一のトリックスターと云えるでしょう。
ですので、異論はいろいろ出てくるかもしれませんが、筆者的には『ドルルル』でのサキュバスの役どころと云うのは結構気に入ってはいるのですけどね。
アヌによる「光」への盲信・ドルアーガによる「闇」の恐怖支配・ギルガメスやギルスが目指した「人の和」による協調世界・・・これらのいずれにも与しない世界の「混沌化」を望んでいた辺り、若干ステロタイプな気もしますが『ドルルル』でのサキュバス像に独自性が出ていて良かったと思っています。




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