●ナンナル神
種族:神の眷属
年齢:悠久の刻
性別:女性
職業:月と氷の女神
(本編的解説)
『ひややかに すべてを みつめている。』
夜の象徴──月と氷を司る女神。
天界に居を構えてはいるものの、他の神々とは一歩置いた距離から冷静に、かつ冷淡に物事を見据えている。
神々の中でも特に人間不信の念が強く、天界へと自力で昇ってきたギルスに対しても当初は全く認めようとはしなかったのだが、騎士ワルキューレとの試練に打ち克った事により最終的には助力を与える。
ただしそれは結局のところ、人間そのものと云うよりも、ギルスと云う個人の力を(渋々)認めたに過ぎないという色が強く、果たしてナンナル神が人間を信ずるに足る存在として認めるのか否かはギルスの生涯に亘る行為行動にて試されることとなる。

(KOYAMA的曲解)
最初筆者はナンナル様のモデルはイシター(イシュタル)と同格とされるイナンナ女神かと思っていたのですが、後になって思えば月の女神ナンナ(イシュタルの母親とされています)と云う解釈の方が自然みたいですね。
いずれにせよ(日光と比較して)月の光の持つイメージがそうであるように、月の女神とゆーものには冷静・冷徹・冷淡といった印象が付きまとうものです。例えばギリシア神話での珠玉のツンデレ妹(?)・アルテミスだとか。本作のナンナル様もご多分にもれず同様のキャラ付けではありますが、筆者の中ではどーいうワケか月とあまり関係無いのに『銀河鉄道999』の女王プロメシューム様の方を連想してしまいました(だから来宮悦子さんの声を連想した次第で・・・)。
これは余談ですが、ブリュギアの地母神・キュベレもまた月の女神としての側面を有していたそうなので、それに関連させてか、筆者は神弓ナンナルは「氷の矢」を放つと云うよりも「アイスレーザー」みたいな光線状のものを放出する、と云った解釈をしておりました(やっぱりそっちのキュベレイかよ?)。とゆーことでナンナル様、ギルスに対し「人間風情がズケズケと天界へ踏み込んでくる・・・恥を知れ、俗物ッ!!」とか宣わったとか?・・・・・・・・・失礼しました。



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