●アヌ神
種族:神の眷属
年齢:悠久の刻
性別:男性
職業:神々の王
(本編的解説)
『そのさばきは ただしく きびしい。』
バビロニアン・キャッスル・サーガ世界での神々の王。
光の象徴にして、天の裁きたる雷を司り、しばしば神への反逆者をその神雷にて焼き尽くす。
容易くヤミの誘惑に堕ちる人間たちを疎ましく思いながらも、ギルガメスやギルスのような光を信ずるもののために助力を下賜することもある。
本作では盗賊ガドランが盗み出した英雄ギルガメスの武具を奪い返し、それを求めて天界へと昇ったギルスに対し、最後の試練としてギルガメス本人と戦わせる。

(KOYAMA的曲解)
↑の「本編的解説」の記述も大概な気もするのですが、実際アヌ神の人間不信は「バビロニアン・キャッスル・サーガ」シリーズの物語の根底に深く根付いています。『ザ・ブルークリスタルロッド』ではしばしばその独善性が描写されていますが、『ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ』のノベライズ版『偽りの月』ではより露骨な描かれ方をされてもいます。
筆者は以前から、アヌ神のこうした独善性を好ましくは感じませんでしたが、そもそも神サマと云うものは「絶対者」なのですから独善的で然るべきなのです。それに、「自分を信じてくんないから人間なんかあっちむいてプンだ! 悪魔どもに滅ぼされちゃえ」なんて云うのは妙に子供っぽいと云うか、「器が小さい」てな気もしなくも無いですよね。若しかしたら、アヌ神はわざと人間を突き放すことで自立を促そうとしていたのかもしれませんね。何せ神サマですから。ボクたち矮小な俗物如きにゃ及びつかない、まさに人知を超えた深(神)謀遠慮があるんですよね、ね?




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