ドル足掻記外伝・『だんぢょんえすけーぱー』


  ギルス「アレは勝手に天丼が落ちてきたんであって、ボクが棄てたんじゃないんだよ。だから誤解で・・・」
  もったいねぇオバケ「もったいねえぇぇぇぇぇ!!」

やっぱり埒が明かない。じりじりとにじり寄ってくる、もバケ(略)。かくなる上は・・・泣いて謝っちゃえ!

  ギルス「うわーんもうボクがやったって事でもいいよぅ、ゴメンなさーいっ!!」

するとどこかで「ごめーん」と鐘の音が鳴った様な気がする(おい)。
そして、もバケ(略)はこちらに背を向けて歩を進めていた。ボクが素直に謝ったので一応納得してくれたのか。やっぱりもうポイ捨て禁止ーーーッ!!(おいおい)
更に、もバケ(略)は自らの躰を覆っていた白布を脱ぎ捨てた。果たしてその中に居たのは、白濁色のブヨブヨとした躰にピンク色の触手が何本も生えていた異形の生物・・・

  ギルス「ピンク・ローパー・・・又の名をACローパー!? そー云うオチ?」

ボクのこの言葉(オチの意味を理解していたコト)に満足したのか、ピンク・ローパーは嬉しそうに震えるとそのまま消えていった。因みにオチの意味が理解出来なかった人ゴメンなさい。

さて、ナンだか理解不能なコトが連発しちゃったけど兎に角これでこの「吊り天丼」の間から出る事が出来るよ。


北の扉を開けて外に出る