0012. 気になる言葉遣い

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2024年10月12日執筆

 NHKのニュースを見聞きしていて思った。

ニュース
「…が、午前9時から始まる。」


「は?」

こう思った現象を、分析してみた。



「午前9時から始まる」:聞いていて、何だか腑に落ちない。

言うならば、

「午前9時始まる」   ←「始まる」のは一瞬である。

もしくは、

「午前9時から行われる」 ←「行われる」のには時間の幅がある。

のどちらかではないのか。

 英語の前置詞は明快である。

"It starts at 9 a.m."

であり、

"It starts from 9 a.m."

だと、明らかに間違いである。

 そのほかにも…



●皇室関連の言葉(敬称)

「上皇后さま」
「紀子さま」
「愛子さま」
「佳子さま」
「悠仁さま」

という言い方。

「上皇后陛下」
「紀子妃殿下」(宮内庁は、「秋篠宮皇嗣妃殿下」としている)
「愛子内親王殿下」
「佳子内親王殿下」
「悠仁親王殿下」

と言うべきではないのか。NHKは、視聴者の模範となる言葉遣いを率先して行うべきだと思う。



●「女優」のかたせ梨乃さんの発言から

「女優っていうのだめ、って言われるんだけど、私は女優が好きなの。」

納得。

 今は、男女を問わず「俳優」と称される。

 「女優」もだめ、「女子アナ」もだめ、「看護婦」もだめ、…。そのうち、「女子サッカー」も「女流棋士」も「家政婦」も、言い方が廃止されるかもしれない。私に言わせれば、「ジェンダー平等病」だ。女性の権利向上は結構だが、男性と女性を区別することにここまで神経質になるのは、病的に感じる。男性と女性は違うのだ。子供を産んでお乳をやることは、逆立ちしたって男性にはできない。物事の上っ面だけとらえて騒ぐのは、私は大嫌いだ。

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 言葉狩りもいい加減にしてほしい。


ジェンダー平等
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