さ〜そ


サレナ・フィオレ中尉
 エスバニア国防空軍技術仕官。フォート・エルズ基地に駐屯する第311整備中隊隊長。
 アクの強いフォート・エルズのメンバーの中でも数少ない常識人(自称)、メカをいじって
 いられれば幸せな人。
 サッパリサバサバとした姉御肌の女性で、細かい事にはこだわらない(メカに関しては別)。
 機体を壊したパイロットをいじめたり、予備の機体を自分勝手にカスタマイズしたり・・・と、
 たまに暴走する。

ジェイク・ハワード大佐
 ゼナン空軍特務部隊シュヴァルツ・ガイスト所属のドラグン級航空戦闘艦、オデュッセイアの艦長。
 部下思いの非常に有能な人物。

ジェイムズ・F・アーウィン少尉
 エスバニア国防空軍、第2師団旗下208thAFT所属のファイター・パイロット。
 ヤサカ少尉のタッグ・パートナーで、高レベルなパイロット・スキルの持ち主なのだが
 子供っぽい雰囲気が抜けておらず、頼りなさそうな印象を受ける。
 空軍士官学校をトップレベルの成績で卒業しており、本人が望めばもっと良い部署にも
 行けたのだが、エースとしてそこそこ名の通っていたヤサカ少尉に憧れて、フォート・エルズ
 への配属を希望した変わり者。
 元気がありすぎる騒々しい人物だが、根は割としっかりしている。

シュヴァルツ・ガイスト
 正式名称はゼナン空軍第1師団旗下606thSFT(スペシャルフライトチーム)。
 ゼナン空軍でも最精鋭の特務飛行隊。
 以前から噂話でのみ囁かれてきた有名無実の部隊だったが、近年になってその存在が確認された。
 シュヴァルツ・ガイスト=黒い亡霊の名が示す通り、真っ黒にカラーリングされたSv−09r
 〈テンペスト〉を駆る。
 少々特殊な編成の部隊で、戦闘機を駆る実戦チームと、専属の整備部隊、そしてそれらを移送する
 航空艦艇(ドラグン級オデュッセイア)で構成される。
 カシェル・L・シュターゼン大尉、ジェイク・ハワード大佐が所属。

ステルス
 レーダー波を攪乱するシステムの総称。
 本作品中のステルスシステムは、AFF形成器の斥力場を利用したもので、機体自体の
 形状特性にはあまり左右されない。

脊柱シャフト
 戦闘機の基本構造(骨格)パーツの一つで、簡単に言えば「背骨」。
 人間の背骨を模してデザインされており、10個前後のパーツに分割されている。
 もちろんその中には、各種のケーブルが走っている。

斥力場による質量軽減機構
 アエタイトの発見によって確立された新技術の一つ、その名のままに、(重力に対する)斥力場
 (A・F・F:アンチ・フォース・フィールド)によって対象物質の質量を軽減する。
 あくまでも「質量の軽減」であり、このシステム(AFF形成器)を搭載したからと言って、
 その物体の質量をゼロ及びマイナスにする事は出来ない。
 これは消費電力との兼ね合いの問題で、対象の質量がゼロに近づけば近づくだけ莫大な
 電力を消費するためである。
 ちなみに、このシステムは斥力を発生させるだけなので、推進力は別に必要(ジェットエンジン等)。
 
ゼナン連合王国
 エスバニアの北、エルファルド山脈を越えた先に位置する大国。
 非常に広大な国で、その国土面積はエーヴベリー大陸の約7割強に相当する。
 それゆえに、領土をいくつかの「州」に分けて分割統治している(「連合」と付くのはこのため)。
 最高意思決定機関はゼナン連合中央議会。これはそれぞれの州から選抜した議員によって構成される。
 首相はこの議会には属さない。
 また、この国は民主政治国家であるが、中世期から存続する「皇家」があり、政治活動には不干渉
 であるものの、多くの国民から支持を得ている。
 国面積は約76万平方k、人口約20億8千万人。首都はグラーツ・シティ。

ゼナン連合軍技術開発研究所
 ゼナン連合軍内において、主に新兵器の開発や現行兵器の改良・改修等を行う技術集団。
 陸・海・空及び戦略衛星等の特殊性の強いシステム群の研究開発を行うために、専門の
 チームに分かれており、それぞれが「ゼナン空軍技術開発研究所」、「ゼナン陸軍〜」などと
 呼ばれる(基本・・・というか大本は一緒)。

セラキス・シティ
 エーヴベリー大陸最南端の都市で、エスバニアの首都。エスバニアの総人口の6分の1にあたる
 約6千万人が暮らす同国最大の都市。



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