開催期間:2002年3月21日(目)〜4月7日(日)
開催場所:京都 西陣織会館
主催:京都・新選組実行委員会 他
報告担当:沖田冴月
西陣織会館正面の催し案内看板
これまでも、霊山歴史館では併設展、特別展などで幾度か新選組に関わる展覧会は行われている。その内の幾度かに足を運ぶ機会を得たこともあり、新選組という集団の残した僅かな足跡を朧なりとも目にする事が出来たのは、幸運であったと思っている。
この度、”西日本で初めての本格的な新選組の史料展”が開催された。
本格的、というと語弊があるかもしれないが、展示されたものの殆どが土方歳三資料館、小島資料館等で管理・保存されており、これまで西日本でまとまった形で公開されたことがなかったものであることから、在阪の方はもとより、かなり遠方から訪れた方も多かったそうだ。初物の好きな関西人だからというわけではないのだが、私、沖田冴月は風の吹き荒れる3月21日、開催初日に久々に京都の地へと足を踏み入れた。
さすがに初日と言う事もあってか、既に人、人、人の波である。西陣織会館の3階全てが使用されていたが、心持ち狭かったことと、ショーに使用されているらしいホールを挟んだ構図のせいか、些か廻り辛さを感じてしまった。展示品の配置と目録の一覧が噛み合わないのも、初めて新選組に触れる人には少々不親切かな、と思わないでもない。それでも会場を廻る来場者の熱心な瞳と、主催側の方々が来場者一人一人に丁寧に挨拶をされる姿がそこここで見受けられ、開いた側、観る側双方の熱い期待が溢れていた。
期間中、このホールでは『燃えよ剣』の映画上映の他、映画やテレビドラマで土方歳三を演じられた俳優・栗塚旭氏、新選組記念館館長の青木繁男氏の講演が数回行われていた。
ホールを挟んだ向こうのスペースでは、映画撮影時に使われた衣装、開催期間限定のお土産コーナーや、関連書籍コーナーなどになっていた。
京都・新選組展 出品目録 (右上写真:表紙、下写真:内容)
新選組展出品目録: 土方歳三生家模型 土方歳三生家写真パネル
石田散薬貼り札
石田散薬製造道具一式写真パネル
井上源三郎 天然理心流切紙・目録沖田林太郎 浪士英名録
京都大逆賊首晒表札之写
近藤周斎 書状公明天皇 宸翰
松平容保 書軸
松平容保肖像写真パネル近藤勇肖像写真パネル
近藤勇 書軸
近藤勇落書の雨戸刀・大和守源秀国
刀・越前康継
刀・十一代和泉守兼定土方歳三肖像写真(半身)パネル
土方歳三肖像写真(全身)パネル
土方歳三 鉢金
土方歳三 鉢金送り状刀・和泉守兼定(押し型)
土方歳三の京土産・酒盃
新選組幟
新選組袖印近藤勇 志大略相認書
近藤勇 書状
新選組行軍録
土方歳三 書状
沖田総司 書状
井上源三郎 書状中島 登 戦友絵姿写真パネル
中島 登 覚書之写
安富才輔 書状
立川主税 日記
佐藤彦五郎 覚書
永倉新八 書状大沼枕山 書軸
松本 順 書状
「新選組隊士供養碑」拓本
「殉節両雄之碑」拓本
(以上 全て目録順)
目録の内容を御覧になれば解るように、いくつかの史料は研究書や解説本等で写真が公開されているものだ。しかし、実際にそれを目にするのはやはり感覚が違う。それは今や、歴史上、書物の上でしか存在しない彼等が対峙し、あるいは手に取り、あるいは喜びに溢れ、あるいは哀しみにくれてしたためたものであるのだ。時を隔てたその瞬間、彼等は間違いなくその向こう側に存在していた、と。これを感傷と呼ぶのならそれはそれでいいだろう。しかし、これらは全て”事実”として過去に存在し、現在も存在し続けているのである。
数量としてはそれほど多くはなかったかも知れないが、事実、彼等が残した(残せた)ものの事を思えば、これらを大切に保存・管理され、この度の史料展に出品してくださった方々の御好意に深く感謝の気持ちを抱かずにはいられない。
新選組のこういった史料に触れる度、それを開いた側、観る側の姿に触れる度、常に問うてしまう。これほどに人を動かすのは何故なのか、と。彼等を、”新選組”という名で呼ばれた彼等を動かしていたものもまた、同じであったのかもしれない、と。
<必殺!お土産コーナー>(苦笑)
と言ってもたいしたものは購入せず、です。特製ストラップやキーホルダーの他、なるほどお土産の定番というものまでずらずらと並んでおりました。私が購入したのはこのお馴染みの写真のポストカード。ポストカードは近藤勇のものや、イラストなどもありました。書籍コーナーでは新選組の解説本の他、京都の名所をからませた観光ガイドになりそうな本の他、新選組のコミックスも幾つかあり、私が『此の世で最もイメージぴったりな新選組』といって憚らない(苦笑)『無頼』も揃えてありました。
有名と言えばあまりに有名な 「土方歳三肖像写真」
のポストカード。
別に日野名物ではありません。 たんなる”よもぎだんご”(笑)
しかし、なかなか美味でした。
土方さんの俳号に因んだ名だけあって、
豊玉師匠の句が印刷されています。
レジにていただいた”おまけ” 新選組の袖印と似たデザイン。
栞に使えそうです。