但馬の小京都・出石

 

 
出石川

 

兵庫県北部、但馬地方の出石は、仙石氏5万8千石(天保2年のお家騒動で3万石に減封)の城下町です。禁門(蛤御門)の変後、京都から逃れた桂小五郎は出石に身を隠し、荒物屋を営んでいたそうです。村松剛著「醒めた炎」によると、荒物屋をやっていたのは僅か2ヶ月あまりだったにも拘わらず、美男の主人だというので女性客が集まり、店は繁盛したとか…(^^;;

 

 
少し見づらいですが、石碑には「維新史跡 勤王志士桂小五郎再生の地」とあります。

 

小五郎が潜んでいた住居跡には、今は石碑が残っているだけですが(上記写真)、近くにある出石町史料館に小五郎関係の史料が少し展示されていました。面白かったのは、当時近所に住んでいた名主に頼まれて代筆したという手紙。(←これにはちゃんと鑑定書(!)まであるのですよ!) 下記の写真は展示物の一部です。

 


これがその代筆した書簡。

 

小五郎関連以外にも、城跡や家老屋敷(資料館)、足軽長屋(こちらも資料館。下記写真)等があり、城下町の風情を楽しめました。

 

 

アクセスは、車かバス(全但バス)を利用することになりますが、バスは本数が少ないので、車の方が便利です(市内には駐車場も4ヵ所ほどあります。料金は終日400円でした)。市内散策は歩きで充分! 京阪神から出石までは日帰りで行ける距離です(京都からは車で3時間前後でした。連れて行ってくれたM氏に感謝!)。

 

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