幕末の地図・思想・詩歌集・生活史等の書籍
幕末の地図や思想、詩歌集、生活史等に関する史・資料一覧です。
書名 |
著者名 |
出版社 |
初版 |
コメント |
江戸切絵図で見る |
人文社 |
1995 |
嘉永〜慶応にかけての幕末江戸切絵図。有名な事件の説明付き。 | |
會津藩城下武家屋敷 明細全図 |
会津郷土研究会 | 若松城下の武家屋敷(郭内全てと郭外の一部)を網羅した便利な古地図。屋敷にはそれぞれ家禄と当主名が入っている。←当主名から判断して、嘉永〜慶応までの間に作成されたものと思われる。 | ||
嘉永二年萩城下町絵図 |
昭和礼文堂 |
嘉永2年の萩城下町絵図を復刻したもの。1枚ものです。 | ||
文久三年癸亥皇都絵図 |
文久3年の京都絵図。京都六角通柳馬場西入町の翠松園・平野屋茂兵衛元版。本ではなく、1枚もの。 | |||
京都府地名大辞典 |
角川書店 |
1982 |
歴史的地名と現行地名の総説。地誌についての解説付き。 | |
角屋案内記 |
長松鰹o版部 |
2001 |
重要文化財に指定されている京都・島原の角屋の外観、内装を紹介する写真集。とりわけ2階の座敷(見学は要予約)は撮影禁止なので、この写真集の存在は有難い。 | |
幕末志士の生活 |
芳賀 登 |
雄山閣 |
1982 |
生活史叢書シリーズの8巻目。幕末の志士の生態(!)について書かれた本。志士たちの特質、行動、資金源、女性関係、学問的素養などを詳しく解説。御楯組の『攘夷血盟』全文の口語訳と参加者名を掲載。 |
お江戸の意外な |
中江克己 |
PHP研究所 |
2001 |
江戸時代の庶民の暮らしぶりをエッセイ風にまとめた本。 |
維新志士 勤王詩歌評釋 |
小泉苳三 |
立命館出版部 |
1938 |
幕末維新勤王志士122名の詩歌と解説。志士の略伝が添えられているが、稔麿が松陰先生の甥になっていたりするくらいだから、あまりアテにしない方がいいかも。 |
義烈回天百首 |
染崎延房編 |
金松堂 |
1874 |
明治7年発行。幕末の人々の和歌を百人一首の形(イラスト付)で紹介した本。イラストには一喜一憂(笑)←久坂は男前に描かれてます。略伝が付いているものの、稔麿を松陰先生の甥と混同していたりするので、アテに出来ません(苦笑)。和装袖珍本(豆本)。 |
維新精神史研究 |
徳重浅吉 |
立命館出版部 |
1934 |
幕末の志士精神を分析した唯一の書だそうです。その他、維新改革の思想的背景、幕末の武家生活、一般人の洋夷観などについても述べられています。発行年が古いので、少々難解。 |
『明治維新』の哲学 |
市井三郎 |
講談社 |
1967 |
幕末維新における尊皇攘夷派の思想と行動を解り易く解説。水戸派の人々と吉田松陰門下生達との明確な違いが手に取るように解ります。「攘夷」「倒幕」の思想に疑問を持つ方は是非ご一読を。 |
明治維新の源流 |
安藤英男 |
紀伊國屋書店 |
1969 |
タイトルの通り、維新の先覚となった人々の思想・行動を解説。高山彦九郎、蒲生君平、頼山陽、藤田東湖、吉田松陰らの事績や漢詩が解り易く説明されています。 |
日本の思想20 |
鹿野政直編 |
筑摩書房 |
1969 |
久坂玄瑞 『廻瀾条議』、橋本左内 『啓発録』、横井小楠 『国是三論』、坂本竜馬 『船中八策』など幕末を代表する志士達の論策、水戸派の尊皇攘夷論である会沢正志齋 『新論』等が現代語訳で読める有り難い本。(漢文の書き下し併記) また、幕臣の思想として福沢諭吉の建白書や勝海舟の日記、川路聖謨の遺書等も掲載(現代語訳付き)。 |
日本外史 |
頼 山陽 |
春陽堂書店 |
1936 |
頼 山陽の名著。源氏・平氏から北条・楠・新田・足利・武田・上杉・毛利・織田・徳川の諸氏に至るまでの歴史を書き連ねたもの。松下村塾でも教科書に使われました。注釈付きなのが有難いです。(全2巻) |
講孟余話 |
吉田松陰 |
岩波書店 |
1936 |
吉田松陰が野山獄で囚人を相手に講義した孟子の解釈をまとめたもの。校訂は松陰研究者の広瀬豊氏。1999年に岩波文庫から復刊になりました。 |
中国古典百言百話4 |
村山 孚 |
PHP研究所 |
1994 |
有名な中国の兵法書。代表的な200の名言を選び出して解説。原文・読み下し文付き。 |
中国古典百言百話7 |
久米旺生 |
PHP研究所 |
1994 |
上記と同じシリーズ。 |
新刻改正 論語 |
江戸末期 |
全4冊。江戸末期刊の教科書みたいな本。全文漢文。難しくて殆ど読めないけれど、当時の書物の雰囲気を知る為に購入。和本。 |