白虎隊繪物語

おそらく戦前の絵葉書セットと思われます。全部で8枚入り。物語風になっています。昔のものにしては印刷がきれいです。

「明治元年七月征討都督九條澤醍醐の諸卿兵を率ひて奥羽に在り転じて直ちに會津に迫る」
「官軍の参謀伊地知山縣板垣等相議し勝敗を一挙に決せんとし諸軍の部署を定む」
髪型、服装…違ってるけど、チェックを入れ始めるときりがないので…気にしない、気にしない(笑)

白虎隊が描かれているのは、上記の6枚です。以下、葉書の下方に書かれている物語を順に示しておきます。
「白虎隊の青年結束して君前に跪き再拝辞訣して戦ひ利ならずば再び尊顔を拝せずと辞気頗る悲壮を極む」 「白虎隊剣を揮て奮進白刃を踏み弾を背し一以て百に当らざるなし官軍之が為め逡巡して進むこと能はず」
「白虎隊衆寡敵せず遂に斃る者過半僅かに二十人を餘し相携へ路を転じて飯盛山に登る」 「飯盛山上遥かに若松城を俯瞰するに兵火炎々煙焔大に漲る以て城既に陥れりと為し城に向て拝禮し従容禍刺して死す」
「印出某の母其孫を索めて飯盛山中に到るに白虎隊青年の死屍中気息奄々未だ死せざる者あり之を負ふて帰る之れ則ち其黨中飯沼貞吉なり貞吉創痍治癒の後詳らかに諸士殉難の状を語る」 「明治元年官軍會津に入り若松城を攻む城中紙鳶を揚げて胸中閑日月を示す」



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