会津藩の武士階級(3) 俸禄・役職

 

俸禄についての簡単な説明と、石高による主な役職を一覧にしました。

知行取
(ちぎょうとり)
分限100石以上の階級で、米・金両方で支給。
 1000石 近習 御家老
 700石 近習 若年寄
外様 番頭
 500石 外様 猪苗代御城代、新番頭
 300石 近習 奉行、御用人、御側、御奏者番
外様 御家老組組頭、物頭、御旗奉行
 200石 近習 大御目付、御刀番、御使番、町奉行、
御蔵入郡奉行
外様 御家老付旗奉行
 150石 近習 郡奉行
 130石 近習 公事奉行、産物奉行、御普請奉行
 100石 近習 御目付
切符取
(きりふとり)
分限50石以下の階級で、米・金両方で支給。
 18石3人扶持 近習 御納戸、御次番
 13石3人扶持 近習 御祐筆
 12石4人扶持 近習 御供番
扶持米取
(ふちまいとり)
扶持米(一人扶持=1日5合)で支給。
高懸り
(たかがかり)
足軽の階級の一つで、上司にあたる物頭が藩より預かった扶持米を支給。


* 猪苗代御城代・新番頭は『志ぐれ草紙』では500石以上、『会津藩諸士系譜』では、400石以上、御使番は『志ぐれ草紙』では200石以上、『会津藩諸士系譜』では、300石以上となっている。




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