満福寺(喜多方)
喜多方市の満福寺には、白虎士中二番隊長・日向内記の墓所があります。
「日向代々之墓」。内記は明治18年11月4日、喜多方で亡くなりました。彼が此処に埋葬されたという確実な証拠はないそうですが、日向家の墓所ですから可能性はかなり高いと思います。
境内の墓地にありますが、周囲は草木に覆われているので、ちょっと見つけにくいです。
此方は、明治元年9月11日、小田付で戦死した長州藩士・村川源之助(享年18歳)の墓所です。
もとのお墓があった場所が道路の拡張工事で移転させられることになり、無縁仏として処理されるところだったのを、会北史談会の方々が昭和58年12月、満福寺境内に改葬なさったそうです。攻め込んできた西軍兵のお墓であっても、分け隔てなく大切に供養されている地元の方々の心の温かさが感じられます。